ウッドデッキとタイルデッキを比較!どっちが安くておしゃれ?

庭にアウトドアリビングとしてウッドデッキやタイルデッキの設置を検討されている方は多いのではないでしょうか。
外構・エクステリアパートナーズでも日々たくさんの方から問い合わせを受ける中でウッドデッキかタイルデッキにしたいという方は多いです。
ウッドデッキは高さ調整や拡張がしやすく小規模なら20〜35万円程度と導入しやすい一方、経年汚れ・雑草対策がデメリットとなります。
一方、タイルデッキは高級感と水回りの強さ、掃除がしやすいものの、施工費用の高さや夏場の熱さがデメリットとなります。
LIXILやYKK APなどの主要製品や具体的な施工事例もご紹介しますので、ご自身のライフスタイルや理想の庭に合った最適なデッキ選びの参考にしてください。
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ウッドデッキのメリット・デメリット
ウッドデッキのメリット
メリット① 柔軟な設計ができる
- 束柱で高さ調整や段差解消がしやすい。
- 変形地にも対応し、バリアフリー計画にも有利。
- 勝手口や掃き出し窓の高さに合わせやすく、動線計画の自由度が高い。
メリット② 拡張・DIYがしやすい
- 後付け階段やフェンス追加が容易。
- 配線隠しや収納活用もしやすく、段階整備に向く。
- 将来の屋根・オーニング設置にも発展しやすく、成長する庭づくりに適する。
メリット③費用はタイルデッキより安い
- タイルデッキより安く設置できる。
- 窓の外に少しつけるぐらいであれば20万円~35万円ほどで設置可能。
ウッドデッキのデメリット
デメリット① 経年劣化は起きる
- 日射や雨で人工木でも汚れや色あせは発生する。
- メンテナンス時は家具の移動や養生が必要で、家事の手間・費用が積み重なりやすい。
デメリット②デッドデッキ下に草などが生える
- 日ウッドデッキ下にスペースができる場合、雑草などが生えるがスペース的に処理しにくい。
タイルデッキのメリット・デメリット
タイルデッキのメリット
メリット① 高級感がある
- モダンやシックな雰囲気を出せるためホテルライクな外観を保ちやすい。
- 玄関ポーチや室内床材と質感の連携もしやすく、住宅全体の統一感を高められる。
メリット② 水に強い
- BBQやプールなど水回りに強い。
- 平滑で家具が安定し、日常清掃で清潔を保ちやすい。
- 油や泥も拭き取りやすく、アウトドアダイニングのベースとして優秀。
メリット③ デザインの自由度が高い
- 大判や多彩な色柄で外観に調和。
- モダンから和まで幅広く、仕上がりの満足度を高めやすい。
- 見切り材や目地色の選定で細部の表情を作れ、写真映えするテラスになる。
タイルデッキのデメリット
デメリット① 初期費用が高め
- コンクリ下地+タイル貼りで工数増。
- 改修も大掛かりになり、可変性は低い。
- 面積を絞る・グレードを調整するなど、設計段階でのコストコントロールが必須。
デメリット② 表面温度・滑りの懸念
- 夏は高温、冬は冷たさを感じやすい。
- 雨天や凍結で滑りやすい種類もあり、材選定と対策必須。
- 遮熱タイルや日除け、ノンスリップ仕様の採用で一定の軽減は可能。
デメリット③ 目地汚れ・補修の難度
- 目地は黒ずみ・苔がつきやすい。
- 欠けや割れは部分補修の色合わせが難しく手間がかかる。
- 高圧洗浄や防藻剤の定期運用、ストックタイルの確保がリスク低減につながる。
タイルデッキとウッドデッキの比較
項目 | ウッドデッキ(人工木) | タイルデッキ |
---|---|---|
施工費用 | 形状で変動 | 高価、基礎工事に手間 |
見た目・雰囲気 | 木の温もり、自然な質感 | モダン、高級感、洗練された印象 |
耐久性 | 腐食・シロアリ心配なし | 高く半永久的、腐食なし |
掃除のしやすさ | 簡単、油汚れ注意 | 水洗いしやすく楽だが目地が汚れる |
デザインの自由度 | 加工しやすく、木目多様 | 色・柄・サイズ豊富 |
火気 | 熱で溶け焦げ注意 | 火に強くBBQでも安心 |
解体・撤去 | 壊しやすく撤去は容易 | 解体・処理費用がかさむ |
初期費用の比較: ウッドデッキの方が低コストで施工可能
一般的に、人工木ウッドデッキの方がやや安価なことが多いですが、最近は人工木の価格も上昇しており、大きさや状況によってはタイルデッキと大きく変わらない場合もあります。
シンプルな長方形であればウッドデッキの方が安いことが多いですが、複雑な形状の場合はタイルデッキの方が安くなるケースもあります。
タイルデッキは、基礎と土台をコンクリートで固める作業が必要なため、初期費用が高くなる傾向があります。
掃除のしやすさ: タイルデッキの方が楽
人工木ウッドデッキは、水洗いや拭き掃除で比較的簡単に汚れを落とせますが、木粉が混ぜ込まれているため、油汚れが染み込む可能性があるので注意が必要です。
タイルデッキは、水洗いだけで簡単に汚れが落ち、油汚れも流せます。
しかし、目地の部分に汚れがたまりやすい点には注意が必要です。
解体・撤去: ウッドデッキの方が有利
将来的にデッキの撤去やリフォームを考える場合、人工木ウッドデッキは土台を作りその上に板を貼る構造のため、比較的壊しやすく撤去も容易です。
タイルデッキは、下にコンクリートが打たれているため、解体・撤去にはタイルを壊し、コンクリートを取り去る大がかりな作業が必要となり、費用も手間もかかります。
コンクリートの解体・撤去・運搬費用で20〜30万円ほどかかる可能性があります。
主要なウッドデッキ製品の紹介
樹ら楽ステージ(LIXIL):夏場でも表面温度が上がりにくい人気デッキ
「樹ら楽ステージ」はLIXILが提供する定番人気の人工木ウッドデッキです。
最大の特長は、ウッドデッキは真夏に60℃近くまでなってしまうのがデメリットです。
その暑さ対策として日射による表面温度の上昇を抑える特殊顔料が使われています。
太陽光を反射する技術により、夏でも極端に床板が熱くなりすぎず「熱すぎて全く使えない」といったケースを減らすことができます。
またリサイクル素材を活用した環境配慮型の商品でありながら、色やサイズのバリエーションも豊富で、どんな住宅にも合わせやすい点が魅力です。
曲線的なデッキデザインにも対応できる柔軟性があり、新築外構のウッドデッキ定番商品として多くの施工実績があります。
リウッドデッキ(YKK AP):再生木利用で色あせに強く、施工性も良好
YKK APの「リウッドデッキ」は、リサイクル木材とプラスチックからなる人工木材(再生木)を用いたウッドデッキです。
環境に優しい再生素材で作られているだけでなく、製造工程で接着剤を使わない独自技術により有害物質の発生を抑えているのが特長です。
また、色あせのしにくさにも定評があり、約10年経過後でも新品同様の色合いを保ちやすいという試験結果もあります。
デッキ表面は硬度の高いポリプロピレンを主原料としており、ひっかき傷に強くささくれが発生しないため、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心です。
また、板の間と間からものが落ちない構造となっており、これにより光も地面に差し込まないため雑草の発生を抑える効果もあります。
ヴィラウッド(三協アルミ):高強度タイプで静電気も抑制、夏の暑さ対策も万全
三協アルミの「ヴィラウッド」の特徴は夏場の表面温度上昇を軽減する特殊仕上げが施されている点です。
デッキ表面の温度上昇を抑えることで、猛暑日でもデッキ上が熱くなりすぎず、子どもを安心して遊ばせられます。
また、静電気の発生を抑制する機能も備えており、乾燥する季節でもパチパチと静電気がおきにくく快適です。
カラーバリエーションも充実しており、木質感のリアルな質感を持つ床板が揃っているため、住宅のテイストに合わせて選択可能です。
さらにオプションでアルミ製の幕板(側面カバー)を組み合わせるデザインも用意されており、木調×アルミのモダンな仕上がりを楽しめるのもヴィラウッドならではの魅力です。
耐久性・安全性とデザイン性を両立した製品として、新築時に選んでおいて長く安心して使えるウッドデッキと言えるでしょう。
タイルデッキ製品の施工事例と価格
グレイスランド(LIXIL):手頃な価格と滑りにくさが魅力の外床タイル
- 施工面積:9.3㎡
- 施工費用:23万円
「グレイスランド」はLIXIL(INAX)が提供する300mm角サイズの外装床タイルシリーズです。
使いやすい色合いと比較的手頃な価格を実現している点が大きな魅力で、予算を抑えつつおしゃれなタイルデッキを作りたい方に人気です。
カラーバリエーションはアイボリー、グレー、ブラウンなど住宅外観に合わせやすい落ち着いた色調が揃っており、どんなエクステリアデザインにもマッチしやすいでしょう。
トランスフォームホワイト(オオムラ):落ち着いた石目テクスチャ
- 施工面積:60㎡
- 施工費用:68万円
「トランスフォームホワイト」はオオムラが提供する300角サイズのタイルです。
落ち着いた石目テクスチャで、和洋どちらの外構・内装にも合わせやすい定番デザインです。
表面にノンスリップ加工がされており。
玄関アプローチや土間など、屋外使用に適しています。
ウッドデッキとタイルデッキの見積比較なら外構・エクステリアパートナーズ
ウッドデッキとタイルデッキは、それぞれ異なる魅力と実用性を持つため、ご自宅の外観デザイン、利用目的、予算に合わせて最適な選択をすることが重要です。
ウッドデッキは初期費用を抑えやすく、柔軟な設計やDIYに適していますが、経年劣化やデッキ下の雑草への注意が必要です。
一方、タイルデッキは高級感があり、水や火に強く手入れも簡単な反面、初期費用が高めで、表面温度の上昇や目地汚れといったデメリットも考慮が必要です。
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