飼い猫を庭で遊ばせたい!フェンスの選び方や費用とアイデア集
猫を飼っていると、庭で自由に遊ばせるために、庭にフェンスを設置したいと考える人もいるでしょう。
フェンスはDIYで設置可能なものもありますが、安全性に十分配慮した上で高さや種類を選ぶ必要があります。
DIYに自信のない場合は専門業者に依頼をすれば、飼い猫に合わせたフェンスを提案してもらえるのでおすすめです。
猫用の外構工事は下記3つの点を必ず抑えてください。
- 複数社から見積を取ってしっかり比較検討する
- 自社施工業者に依頼する
- 外構一式工事が得意な業者に工事を依頼する
この記事では、飼い猫を庭で遊ばせたい人におすすめなフェンスの選び方や費用を解説します。
フェンスを取り付ける以外に、猫が遊べる庭づくりのアイデアも紹介するので、ぜひ参考にご覧ください。
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猫を庭で遊ばせるために設置できるフェンスの種類と費用
猫を庭で遊ばせるのにおすすめなフェンスの種類と費用は以下の通りです。
◼︎ フェンスの種類と施工費用
種 類 | 金 額 |
---|---|
スチールメッシュフェンス | 5,000〜10,000円 / 1m |
アルミ素材フェンス | 10,000〜60,000円 / 1m |
鋳物フェンス | 20,000〜30,000円 / 1m |
それぞれの特徴を知り、飼い猫にどのフェンスが合うのか考えてみましょう。
スチールメッシュフェンス
メッシュフェンスは、隣家との境界に設置することの多いタイプです。
外観を損なわないシンプルな見た目と、光や風通しを妨げない通気性と採光性を備えています。
ただし、高さが足りないと猫がフェンスを飛び越えて脱走する可能性があるので、飼い猫の運動量や体高に合わせて選ぶのが重要です。
アルミ素材フェンス
フェンスだけで高さを出したい人にはアルミ素材フェンスがおすすめです。
ラインナップも豊富なため、外観をおしゃれに彩りながら猫が遊べる庭をつくれます。
猫の脱走予防のためにフェンスを設けたいけれど室内が暗くなるのは避けたい場合、採光性を備えたタイプもあるので検討してみるとよいでしょう。
鋳物フェンス
デザイン性を重視したいならば鋳物フェンスがおすすめです。
曲げたりねじったり、さまざまなデザイン加工ができ、外観を高級感のある雰囲気に彩れます。
既存のブロック塀に組み合わせることも可能です。
自然素材を活かしたおしゃれな外観に仕上げたいときにもおすすめです。
外構フェンスの費用や選び方はこちらの記事でも詳しく解説しています。
猫も人も快適に!おすすめのフェンス一例
ここでは、猫を庭で遊ばせるのにおすすめなフェンスの一例を紹介します。
ただし注意点として、猫用のフェンスではないため、フェンスを設置したからといって猫の脱走を完全に防げるわけではないことを覚えておいてください。
性格や運動量など猫の個性を踏まえたうえで、安全性を十分に検討してから設置しましょう。
【LIXIL】フェンスAB
LIXILで人気がある「フェンスAB」は傾斜があり、猫が手や足をかけづらい下見板張りルーバーもあります。
採光性を求めるなら採用ルーバーがおすすめ。
バリエーションが豊富なので、愛猫も飼い主も快適に暮らせるフェンスを選べるのが魅力です。
オプションでフェンス下桟すきまカバーを取り付ければ、下の隙間から猫がくぐり抜けるのを防げます。
※W2,000mm×H800mm セット価格本体1枚+柱1本
【YKKAP】シンプレオ スクリーンフェンス
視線を程よく遮る高尺目隠しフェンスの、YKKAP「シンプレオ スクリーンフェンス」。
猫の脱走防止はもちろん、通行人や隣人からの視線を遮れるので、プライバシーを確保できます。
両面アルミデザインのシンプルなデザインなので、さまざまな住宅洋式にフィットしやすいのも魅力です。
全てのデザインに「すき間隠し」をオプションで設定することも可能。
デザイン性が高まる上に、フェンス下の隙間から猫が逃げ出すのを防げます。
【三協アルミ】スチールメッシュ ユメッシュHR型フェンス
三協アルミ「スチールメッシュ ユメッシュHR型フェンス」はフェンスの上下が半丸形状になっているため、猫がフェンスの上を歩いて外に出るのを防いでくれます。
価格は、1スパン11,300円〜。シンプルなデザインは景観に調和しやすく、施工性も良いです。
コストパフォーマンスに優れた猫用フェンスをお探しの方におすすめです。
【LIXIL】アルミ鋳物フェンスシリーズ
LIXILには、アルミ鋳物フェンスのバリエーションも豊富に揃っています。
重厚感のあるものから優雅なものまで、ディテールにこだわったデザインの中から自分の好みに合わせて選べます。
アルミ鋳物フェンスは既存のレンガにも合わせやすく、ヨーロピアンスタイルの鋳物門扉とコーディネートすればおしゃれな雰囲気の外観に仕上がるでしょう。
「猫を庭で自由に遊ばせたいけど、見た目にもこだわりたい」という人は検討してみるとよいのではないでしょうか。
フェンスで猫が遊べる庭をつくる際のポイント
フェンスを設けて猫が庭で遊べるようにするには、以下の4つがポイントです。
- フェンス下を狭くする
- 1.5m以上の高さにする
- 隙間が小さいものを選ぶ
- 上を歩けないものを選ぶ
それぞれについて解説します。
フェンス下を狭くする
猫の脱走を防ぐためには、フェンスの下の隙間を狭くするのがポイントです。
猫は一見すり抜けるのが無理そうな狭い隙間でさえ、スルスルと入っていきます。
フェンスの下からの猫の脱走を防ぐには、オプションでフェンス下桟すきまカバーを取り付けるなどの工夫が必要です。
フェンス下を狭くできる複数のフェンスから飼い猫に合うものを選びましょう。
少なくても1.5m以上の高さにする
猫は高い位置までジャンプできる優れた身体能力を持っており、体高の5倍まで飛べるといわれています。
平均的な猫の体高である約25cmの場合、約135cmの高さまでジャンプできることになります。
フェンスの上から猫が脱走するのを防ぐには、最低でも1.5m以上の高さを目安にするとよいでしょう。
高さのあるフェンスを設けることで猫の脱走を防ぐことができ、愛猫が自由に遊べる庭づくりを叶えられるでしょう。
隙間が小さいものを選ぶ
猫は顔が入るほどの幅があればすり抜けてしまいます。
設置したフェンスに顔が入るほどの隙間があれば、通り抜けてしまうケースもあるため気をつけたいところです。
上下が少しずつ重なり合うように横方向に張る下見板張りルーバーは、ルーバーの間の隙間が小さく猫がフェンスをすり抜けるのを防ぐことができます。
傾斜になっているので猫が足や手をかけづらく、フェンスに登って逃げ出すこともないでしょう。
上を歩けないものを選ぶ
猫が上を歩けないフェンスを選ぶのもポイントです。
塀のように上が平坦なフェンスの場合、猫が飛び乗ってフェンスの上を歩くことができ、外に脱走する可能性が高まります。
半丸形状などフェンスの上が平坦でないものや、細いタイプなど、猫がフェンスの上を歩けないものを選びましょう。
フェンスだけじゃない!猫が遊べる庭づくりのアイデア集
飼い猫を安心して庭で遊ばせるには、フェンスの選び方がとても重要です。
しかし、猫の脱走防止を目的としたフェンスは作られていないため、フェンスを設置するだけでは心配な場合も多いのが事実です。
そこで、猫が安全に遊べる庭づくりのアイデアを集めてみました。
フェンスを設置するだけでは心配という人は、ぜひ参考にご覧ください。
ベランダやウッドデッキに囲いをつける
猫を庭で放し飼いにして自由に歩かせるのは安全面が心配という場合、ベランダやウッドデッキに猫専用の囲いを付けたり、ゲージを置いたりする人もいます。
猫が安全に外の風を感じられるので、室内飼いの猫に安心して日向ぼっこをさせてあげたい飼い主さんにもおすすめです。
坪数ごとのウッドデッキの施工費目安は、以下の通りです。
2坪(3㎡) | 3坪(6㎡) | 4坪(13㎡) | 5坪(16㎡) | |
---|---|---|---|---|
人工木 | 17~20万円 | 25~35万円 | 33~40万円 | 41~58万円 |
天然木 | 7~9万円 | 10~18万円 | 13~40万円 | 17~50万円 |
予算を抑えてウッドデッキを設置するなら、パイン材やヒノキ材などの天然木がおすすめ。
メンテナンスコストはかかりますが、人工木に比べて熱を持ちにくく、夏でも湿度が上がりにくいです。
サンルーム風のテラス囲いを設置する
室内の猫が飽きないように「テラス囲い」を設置してサンルーム風にすることも可能です。
サンルームに比べて設置費用が安く、気軽にリフォームできるのがメリット。
見た目にも外観を損なわず、室内にいながら外の景色を楽しめるので愛猫も喜びます。
ただし、テラス囲いは外気の気温や湿度の影響を受けやすく、夏場は熱がこもってサウナ状態になることもあるので注意が必要です。
日よけやカーテンをつけたり、隣接する部屋の扉を開放してエアコンを入れた状態にしたり、快適に過ごせるよう工夫しましょう。
予算の都合でサンルームの設置が難しい人も検討してみるとよいでしょう。
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猫対策に庭にフェンスをつける際によくある質問
猫を外で遊ばせたいのですが、ウッドデッキやテラスの囲いをDIYできますか?
飼い猫を外で遊ばせるためにウッドデッキやテラス囲いを設置する場合、屋根やすだれ、プレートなどを上部に取り付ける必要があり、DIY初心者には難しいでしょう。
フェンスと金網を組み合わせるなどアイデア次第では不可能ではありませんが、時間や工夫が必要にはなるので、場合によってはコストがかかります。
DIYに自信のない人は、まずは専門業者に問い合わせるのがおすすめです。
猫を安心して庭で遊ばせるには、使用するフェンスの種類や高さ、施工方法なども重要となります。
猫の外構に強い専門業者に相談すれば、飼い猫に合わせて最適な提案をしてもらえます。
猫を遊ばせる庭づくりで注意するべき点はありますか
猫の脱走対策としてフェンスを使用する場合は、安全性を十分に配慮した上で高さや種類を選びましょう。
フェンスを設置しても脱走する可能性がないとは言い切れないため、猫を庭で遊ばせるときは目を離さないのも心がけたいところ。
安全性を重視するなら、ウッドデッキやテラスにゲージや囲いを取り付けるのもおすすめですよ。
ユリ科のチューリップやスズラン、ツツジ科のサツキ、ナス科のホオズキ、アジサイは猫にとって有害な植物です。
トマトは猫が口にすると中毒症状を起こすため、もし家庭菜園で育てているなら場所を移動するなど、猫が誤って食べないように気をつけましょう。
猫対策に庭にフェンスを取り付ける際は費用以外のポイントもチェックしよう
猫を庭で遊ばせるためにフェンスを設ける場合、脱走対策に効果的なフェンスを選ぶのはもちろん、注意点を把握した上で設置しましょう。
費用を安く抑えることも大切ですが、せっかく取り付けたのに脱走してしまったり、猫が快適に過ごせなかったりといった状況は避けたいものです。
猫用のフェンスで迷ったときは、外構の専門業者に相談すれば、飼い猫に合わせたリフォームを提案してもらえます。
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