人工芝で庭をおしゃれに!エクステリアとの組み合わせ10選を紹介
お庭に人工芝を敷けば、グリーンの彩りが加わることで、家全体の印象が明るく華やかになります。
機能性に優れた人工芝を取り入れることで、よりおしゃれな空間とすることができます。
では、人工芝とエクステリアは、どのように組み合わせればいいのでしょうか。
この記事では、人工芝を使って庭をおしゃれに造りたいと考えている方に向けて、エクステリアとのデザイン例、人工芝のメリット・デメリット、きれいなまま維持するポイントを解説します。
庭がおしゃれになる人工芝とエクステリアの組み合わせ10選!
人工芝を取り入れるときは、エクステリアとのバランスを考えることで、統一感のあるおしゃれな庭に仕上がります。
人工芝とエクステリアの組み合わせとしておすすめな例として、以下のようなものが10例あります。
- レンガのアプローチ×人工芝
- 砂利×人工芝
- 石畳・飛び石×人工芝
- ウッドデッキ×人工芝
- コンクリート×人工芝
- レンガ花壇・ガーデニング・シンボルツリー×人工芝
- ガーデンリビング×人工芝
- 目隠しフェンス×人工芝
- インターロッキング×人工芝
- タイル×人工芝
組み合わせしだいで洋風ガーデンにも、和モダンにもなる人工芝の使い勝手のよさが分かるでしょう。
1.レンガのアプローチ×人工芝
〈レンガのアプローチ×人工芝〉は、レッドとグリーンのコントラストが鮮やかで、洋風ガーデンにぴったりの組み合わせです。
レンガの並べ方にはいくつかの種類があり、それぞれで印象が変わります。
たとえば、レンガを半分ずつずらして並べる「ランニングボンド」は、もっともスタンダードな施工方法です。
ランニングボンドはカーブを描きやすいといったメリットがあり、デザインの幅を広げることができます。
2.砂利×人工芝
和風の庭にしたいなら、〈砂利×人工芝〉がおすすめです。
砂利の色をブラック、グレー、五色(白・赤・グレー・黄・青のミックス)にすると、和の雰囲気が深まります。
砂利の上に御影石などの庭石を置いたり、灯篭風のライトを設置したり、小物を活用する方法もあります。
塀や窓に沿って砂利を敷き詰めることは防犯対策としても有効です。
3.石畳・飛び石×人工芝
石畳とは畳のように一面に敷き詰められた石、飛び石とは人の歩幅に合わせて飛び飛びに配置された石を指します。
人工芝だけを全面に敷き詰めると、殺風景に感じることがありますが、石畳・飛び石と組み合わせることで、高級感のある庭に生まれ変わります。
広めの石畳であれば、BBQなどのアウトドアレジャーにも最適です。
飛び石はカラーバリエーションも豊富にあるので、「和モダン」「ポップ」「スタイリッシュ」など、テーマを決めてデザインを考えていきましょう。
4.ウッドデッキ×人工芝
ウッドデッキは人工芝と相性が良いです。
ナチュラルな風合いのウッドデッキが、人工芝のグリーンと調和して、開放的でおしゃれな空間に仕上がります。
このため〈ウッドデッキ×人工芝〉は、子育て世帯に人気の高い組み合わせです。
たとえば、「子供が人工芝の上でボール遊びをしている様子をウッドデッキのアウトドアチェアに座ってゆっくり見守る」といったこともできます。
5.コンクリート×人工芝
スタイリッシュなお庭を目指すなら、〈コンクリート×人工芝〉の組み合わせは外せません。
コンクリートと人工芝は、どちらも耐久性が高く、お手入れも簡単です。
デザインの自由度が高いところも、〈コンクリート×人工芝〉のメリットです。
たとえば、アプローチにコンクリート、人工芝、南国風のシンボルツリー、ビビットな色のポストを設置すると、玄関まわりをおしゃれなアメリカンテイストに作り上げることができます。
6.レンガ花壇・ガーデニング・シンボルツリー×人工芝
ガーデニングを楽しみたい人こそ、人工芝が向いています。
人工芝を敷き詰めることで、庭の大部分は雑草を処理する必要がなくなり、お花のお手入れに集中しやすくなります。
人工芝と花壇を組み合わせる場合は、区切りをしっかりと設けると、メリハリのあるおしゃれなお庭となります。
おすすめは、レンガ花壇、ガーデニング、シンボルツリーの3セットです。
ヴィンテージ感のあるレンガ花壇、アクセントとなるシンボルツリーが、庭を鮮やかに彩ります。
7.ガーデンリビング×人工芝
家の中のリビングに加えて、庭に第2の「ガーデンリビング」を採用する人が増えています。
プールや花火が楽しめる夏、星空が美しい冬など、季節を問わず活用できるガーデンリビングは、満足度の高いエクステリアのひとつです。
テーブルや椅子を置きっぱなしにしておくことも多いガーデンリビングは、シンプルな人工芝と組み合わせることで、庭全体がすっきりとした印象になります。
8.目隠しフェンス×人工芝
目隠しフェンスとは、外部からの視線を防ぐために設置するアイテムです。
機能面を重視しがちな目隠しフェンスですが、おしゃれなデザインの製品も続々とリリースされています。
目隠しフェンスには、アルミフェンス、人工木フェンス、天然木フェンスなどの種類があります。
「小さい子供がいる家庭」「人通りの多い道路の近くの家」などは、目隠しフェンス×人工芝の組み合わせがおすすめです。
9.インターロッキング×人工芝
インターロッキングとは、耐久性・透水性に優れたコンクリート製のブロックです。
庭のスペースが広い場合は、インターロッキングと人工芝を組み合わせることで、おしゃれさをキープしながらメンテナンスの手間を大きく削減できます。
全面を人工芝にすると、のっぺりとしたメリハリのない庭になってしまいます。
レンガ風や天然石風などバリエーションが豊富なインターロッキングを採用することで、色彩豊かなガーデンに仕上がります。
10.タイル×人工芝
気品あふれる洋風ガーデンをイメージしている人は、〈タイル×人工芝〉の組み合わせがおすすめです。
大理石のようなマーブル模様、白色度の高いホワイトタイルを取り入れると、重厚感もアップします。
タイルをアクセントとしてワンポイントで設置したり、テラスとしても使えるように広い面積の施工を行ったりと、好みに合わせてデザインできます。
濃いグリーンカラーの人工芝を選ぶと、タイルとのコントラストが強調されておしゃれです。
天然芝にない人工芝の魅力・メリットとは
新築・リフォームに関わらず、天然芝か人工芝のどちらにすべきか迷ってしまう人は少なくありません。
天然芝にはない人工芝の魅力・メリットの主なものとして、以下の5つがあります。
- 手入れの手間がかからない
- 日当たりも気にしなくていい
- 一年中、景観が安定している
- 自由自在に変形させて庭をデザインできる
- 多彩なカラーが楽しめる
詳しく解説しましょう。
1.手入れの手間がかからない
天然芝は特有の美しい艶や質感を楽しめますが、メンテナンスや管理に手間がかかります。
庭が広すぎたり、手入れのしづらい狭いスペースがあったりの場合は、人工芝が便利です。
2.日当たりも気にしなくていい
人工芝は日当たりを気にせず、どこにでも敷くことができます。
天然芝の場合は、北側だと育ちが悪かったり、目隠しフェンスを設置したことで枯れてしまったりするケースがあります。人工芝は日当たりを心配する必要がありません。
3.一年中、景観が安定している
一年中、美しい緑が見られる点も人工芝のメリットです。
天然芝は冬になると枯れるため、時期によっては見た目が寂しく感じることがあるかもしれません。人工芝は季節に左右されず、一年を通して景観が安定しています。
4.自由自在に変形させて庭をデザインできる
自由度の高い外構デザインをしたい場合は、人工芝が向いています。
人工芝は自由自在にカット・変形させて庭をデザインできます。
「柔らかい曲線を描きたい」「エクステリアのかたちに合わせたい」という希望がある場合は、人工芝を使うことで理想の外構に仕上がります。
5.多彩なカラーが楽しめる
多彩なカラーが楽しめる点も人工芝の魅力です。
天然芝は緑一色ですが、人工芝はグレー、ピンク、イエローなど、カラーバリエーションが豊富にあります。
色を組み合わせることでおしゃれな図形やイラストを描くことも可能です。
人工芝の種類ごとのデメリット
人工芝には、以下の3種類があります。人工芝は種類によってデメリットが異なります。
種類 | デメリット |
---|---|
養生用人工芝 | ・滑りやすい・熱がこもりやすい |
ジョイント人工芝パネル | ・耐久性が低い・継ぎ目が気になる |
高機能リアル人工芝 | ・費用が高い・耐火性は天然芝に劣る |
それぞれのデメリットを詳しく見ていきましょう。
養生用人工芝のデメリット
養生用人工芝は軽量で扱いやすく、緩衝性にも優れています。
比較的安価な素材で、汚れやキズも目立ちにくいため、広い面積の施工にも向いています。
デメリットとしては、青々としすぎているので、秋冬に不自然さを感じやすい点が挙げられます。
また、天然芝と比べると滑りやすく、太陽の熱がこもりやすい性質です。夏場に素足のまま歩くのは危険なので、打ち水をするなどの工夫が必要です。
ジョイント人工芝パネルのデメリット
ジョイント人工芝パネルとは、30センチ×30センチ程度のマットを組み合わせていくタイプです。
養生用人工芝のように長く敷くのではなく、ワンポイントとして取り入れたいときに最適です。
ジョイント人工芝パネルは養生用人工芝と比べると耐久性は劣ります。
継ぎ目もあるため、広い面積の施工には不向きです。
高機能リアル人工芝のデメリット
天然芝のようなクオリティを求める人には、高機能リアル人工芝がおすすめです。
パイル(葉)の色と形状の見た目や感触が本物の芝生に近い仕上がりとなっています。
養生用人工芝のような不自然な光沢も軽減されています。
ただし、品質が高くなるほど、価格も上がります。
また、高機能リアル人工芝であっても熱には弱いため、天然芝とまったく同じように使うことはできません。対策をしないでBBQや花火をすると溶けたり汚れたりすることがあります。
人工芝をキレイなまま維持する3つのポイント
天然芝と比べるとお手入れが簡単な人工芝ですが、キレイなまま維持するためには次の3点のような注意すべきポイントがあります。
- 下地作りをしっかり
- グレースケールテストを実施済みの人工芝を選ぶ
- 専門施工業者に依頼しよう
以下、詳しく解説します。
1.下地作りをしっかり行う
人工芝を美しく保つためには、下地作りをしっかり行うことが重要です。
下地作りが適切でないと、地面がすぐに凸凹してしまい、景観の崩れにもつながります。
下地作りは下記の4ステップで実施します。
- 雑草の撤去
- 地面固め(転圧)
- 下地材の敷き詰め
- 下地材固め(転圧)
予算が限られている場合は下地材を省くことができますが、人工芝の寿命が短くなる場合があるので注意しましょう。
下地作りは人工芝の施工において最も大事と言っても過言ではありません。雑草を抜ききらないと継ぎ目部分から生えてきたり、転圧がなされていないと水たまりができることがあります。DIYでされる場合も、面倒くさがらず下地作りは入念にやることを勧めます。
2.グレースケールテストを実施済みの人工芝を選ぶ
人工芝の耐久性は、グレースケールテストを実施しているかで判断できます。
グレースケールテストとは、紫外線・摩擦に対する耐久性のテストで、結果は「等級」で示されます。
グレースケールテストを実施していない安価な人工芝は紫外線に弱いものが多く、すぐに変色してしまうケースがほとんどです。
キレイな色味のまま維持したいのであれば、グレースケールテスト実施済みの人工芝を選びましょう。
3.専門施工業者に依頼しよう
人工芝はホームセンターでも売られているため、自分で作業しようと思っている人もいるかもしれません。
手作り感を楽しみたいのであればDIYで施工する方法もありますが、景観にこだわりたいのであれば、専門施工業者に依頼するのが安心です。
不慣れな人が施行すると、「下地が均一にならない」「人工芝が剥がれやすい」「継ぎ目が不自然」といった問題が生じます。
初心者ではエクステリアとの組み合わせも難しくなるため、専門施工業者に依頼しておしゃれな庭に仕上げましょう。
まとめ
庭に人工芝を取り入れることで、「メンテナンスの手間を削減できる」「一年を通して美しい景観を楽しめる」といったメリットがあります。
さらにエクステリアと組み合わせることで、おしゃれで洗練された空間に仕上げることも可能です。
人工芝はDIYで施工することもできますが、下地作りがしっかりできていないと劣化が早まるといったトラブルにつながります。
お庭を美しく維持したいのであれば、エクステリア専門業者に相談するのがおすすめです。
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近年は庭に芝を敷きたいという方のほとんどが天然芝ではなく、人工芝を希望されています。多くはメンテナンス性の良さからの希望ですが、青々とした人工芝は庭に彩を与え、潤いのある空間を作ってくれます。最近の人工芝はぱっと見では天然芝と変わらないようなものもあるため、うまく取り入れて素敵な庭にしていただきたいです。