【オープン外構】角地の住宅のおしゃれな目隠し・侵入防止アイデア

オープン外構はおしゃれさが際立つ外構ですが、角地で実現しようと思うと目隠しの工夫が必要になります。
「角地のオープン外構で外部からの視線が気になる」「人の侵入が心配…」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、角地でオープン外構を実現するための、おしゃれな目隠しや侵入防止のアイデアをご紹介します。
角地ならではのアイデアがないままオープン外構を造ろうとすると、家のなかが通りから見える配置になったり、敷地内を通り抜けられたりしてしまうこともあるかもしれません。
ポイントを抑えて、おしゃれで、かつ安心のできる外構をぜひ実現してください。
角地のオープン外構の方が感じる2つの悩み
角地でオープン外構を採用する方がよく感じるお悩みは、主に2つです。
角地でオープン外構にする場合は、ありがちなお悩みを避けられる工夫が不可欠です。
それぞれについて詳しく解説します。
①ショートカット等で敷地内に侵入される
角地に家を建て、しかもオープン外構にした場合、通行人が曲がり角をショートカットするために敷地内に侵入し、通り抜けていく可能性があります。
敷地の中をちょっと通れば、道路を歩くよりも短い距離で曲がり角の先へ到達できるからです。
家の持ち主としてはちょっと侵入されるだけでも嫌な気持ちになりますし、防犯上の理由でも不安になります。
にも関わらず、徒歩だけではなく自転車で勢いよく通り抜けてしまうケースもあり、何の対策もとらなければ問題は解消することはありません。
②外からの視線が気になる
角地は家を回りこむように道路があり、そこを人が通るため、どうしても通行人の視線が気になります。
通常は道路に面した一面に対して重点的に視線対策をおこないますが、角地の場合は二面、場合によっては三面が道路に面しているため、とらなければならない対策は多くなります。
視線はカーテンを閉めることで対策もできますが、部屋の明るさが暗くなってしまいます。
そのため、目隠しはカーテンに頼り切らない設計にするとよいでしょう。
ただし視線の遮りかたについては、通行人の目線の動きや、車に乗る人の目線の動きを計算しての対策となるため、下調べを入念に行ったり、外構のプロに意見を聞いてみることも検討しましょう。
角地の住宅のオープン外構の目隠し3つのアイデア
では角地のオープン外構では、どのような目隠しをおこなうと効果的でしょうか。
ここでは、さきに触れたようなお悩みが気になる場合の対策やアイデアを、具体的にご紹介します。
アイデア1.フェンス・門扉を設置
フェンスや門扉を設置するのは、非常に基本的な視線対策です。
隠したい部分の前面にフェンスや門扉を設置することで、外部からの視線を防ぐことにつながります。
フェンスや門扉は、侵入対策としても優秀です。
角地の敷地において、境界線の一部にフェンスや門扉を設置すれば、「ここからここまでは、敷地内だから侵入してはいけない」という明確な意思表示となるため、ショートカットしたい通行人などの侵入を防ぎやすくなります。
ただあまりに多くのフェンスなどを設置すると、オープン外構に見えなくなってしまうため、あくまでもオープン外構を維持したいのであれば設置場所、設置数には細心の注意が必要です。
敷地の形状に応じ、ポイントを抑えてフェンスなどを設置しましょう。
オープン外構の開放感を残したままのフェンスであればメッシュフェンスがおすすめです。
アイデア2.植木鉢・プランターを設置
オープン外構の形にしたいため、できるだけフェンスや門扉を設置したくない……という場合は、植木鉢やプランターを設置するのもおすすめです。
角地の敷地の一部を植栽スペースと考え、敷地内外の境目に植木鉢やプランターを置いておくだけで、侵入を防ぐことにつながります。
高さのある植栽であれば、目隠しにも効果を発揮するため、植木鉢といっても鉢植えの花など背の低い植物だけでなく、背の高い植物も検討するのがおすすめです。
アイデア3.ポールチェーンを設置
フェンスや植木鉢の他にも、ポールチェーンを設置することで侵入を防ぐことができます。
ポールチェーンは、何本かポールを立てて、その間にチェーンを引っかけて設置するものです。
ポールを地面に固定するものもありますが、移動式のものも多いため、車の出入りなど自由に使いたいこともあるオープン外構ではいつでも移動が可能なものにすると便利でしょう。
またオープン外構では開放感を重視する方が多いため、できるだけ圧迫感のない、おしゃれなポールを選ぶこともポイントです。
角地のオープン外構のおしゃれな目隠し事例3つ
角地でオープン外構を造りたい場合、どうやっておしゃれに目隠しをしようか考え、迷ってしまう方も多いでしょう。
ここではオープン外構で、工夫された目隠しをおこなっている事例をご紹介します。
角地にフェンスを設置
玄関まわりをオープン外構にする分、角地の道路との境界線の部分にフェンスを設置することで目隠しすることも一考です。
理想は前面オープンの外構であっても、侵入やショートカットを防ぐためには何らかの境界を設置するのが最も確実といえます。
道路を通る人からは庭に面した窓が見えやすいため、フェンスがあれば侵入防止とともに目隠しにもなります。
植栽を取り入れて通り抜け防止
角地のなかでも道路に近い部分は、歩いて通れるようになっていると、通行人に歩いて通られてしまうというのが難点です。
そこで、角の部分を植栽スペースや花壇にすることで通り抜け防止に対策をすることができます。
また、植栽の場合道路側にゴロタ石や自然石を仕切り代わりとして置いておくことで歩くスぺ―スにならないため通り抜けを防止することができます。
植栽スペースの端は淵いっぱいにするのではなく隅切りをし、歩く人が曲がった先を見通しやすいよう工夫してみることもおすすめです。
敷地ぎりぎりまで植栽スペースがあると、角を曲がる人は通りづらく見通しも悪くなりがちで、敷地内なら通りやすいという理由で侵入してくる人もいます。
隅切りしてあることで侵入を防ぎ、安全性も確保することができます。
角地を入り口にして侵入防止
角地の隅を入口にしてしまう、という方法もあります。
そもそも角地が侵入されやすいのは、それが道路と道路を短距離でつなぐスペースだと思われやすいためです。
しかし、まさにその道路と道路の間にあたる位置が家に入るためのアプローチとなっている場合、家に用事のない人が踏み込むのは自然とはばかられます。
門扉がなくても、用のない人は前を通りすぎるだけに留めるものです。
さらに余分なところにフェンスや塀を取り付ける必要もないため、オープン外構の様相を十分に保つことができます。
オープン外構からセミクローズ外構にするのも手
全面が開放的なオープン外構で、通行人の侵入や視線が心配な場合は、セミクローズ外構に変更することももちろん可能です。
セミクローズ外構とはオープン外構の一部にブロック塀やフェンスを設置し、完全オープンではなく必要な部分のみ境界を造るデザインです。
工事の内容にもよりますが、参考として下記の費用相場が目安になります。
工事内容 | 工事費用 |
---|---|
オープン外構 → クローズ外構 | 20〜150万円 |
オープン外構 → セミクローズ外構 | 15〜120万円 |
工夫をしながらオープン外構を造る場合も、ブロック塀やフェンスを設置して蝉クローズ外構にする場合も、デザイン性を重視しながら使い勝手のいい外構にするには外構業者に相談するのがおすすめです。
外構業者は、外構工事の専門業者です。
さまざまな施工例や実例を持っており、経験豊富な担当者に、敷地にあった外構を提案してもらうことができます。
どの形の外構が最適かで悩んでいる場合も、まずは気軽に相談してみましょう。
角地のオープン外構のストレスを減らしたい!とお悩みの方は外構業者に相談がおすすめ
この記事では、角地でオープン外構を造るときのデザインのポイントを解説してきました。
内容まとめ
角地でオープン外構を造るときは、歩行者や自転車の侵入を防ぎ、上手に目隠しのできる外構にすることが大切
▼角地でオープン外構をデザインするときのポイント
- フェンス、門扉、植栽スペース、植木鉢などで侵入を防ぐ
- 敷地を隅切りして歩行者が道路を通りやすくする
- 角地に入口を造ってしまう方法も有効
これから新築で、角地だけれどオープン外構にしたい場合はもちろん、現在すでに角地にお住まいで、人の侵入や歩行者の目線が気になる等のストレスを感じている方も、ぜひ外構・エクステリアパートナーズへお気軽にご相談ください。
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