外構をハウスメーカーに頼まないのは何割?別業者で住宅ローンに組みこめるか解説

「外構工事はハウスメーカーに頼まないことってできるのかな?」結論、ハウスメーカーに頼まなくてもOKです。
また、注意点もありますが外構をハウスメーカーに頼まなくても住宅ローンに外構費用を含めることも可能です。
外構専門店はデザインの引き出しが多く、マージンもかからないのでお値打ち値段でワンランクデザイン性の高い外構が作れる可能性があります。
実際に、外構・エクステリアパートナーズではハウスメーカーに頼まないから外構専門店に工事をお願いしたいという方から毎日お問い合わせを受けています。
外構工事を専門業者に依頼する場合、下記の3つの点を必ず押さえてください。
- 複数社から見積を取ってしっかり比較検討する
- 自社施工業者に依頼する
- 工事内容に合わせた得意な業者に依頼する
外構をハウスメーカーに頼まない人の割合・外構専門店に頼むべき理由・ローンに関する注意点を解説します。
今すぐ「外構工事が得意な業者を見積比較してみたい!」という方は、下記のボタンを押して見積比較してみてください。
\工事に合わせた優良業者で見積比較できる/
※無料で何度でも見積が可能です
外構をハウスメーカーに頼まない人の割合
外構・エクステリアパートナーズでは過去に新築戸建てを建てた方に当時のアンケートをとった結果、約3割の方がハウスメーカー以外で外構を工事したことがわかりました。
新築外構ではハウスメーカーや工務店経由で外構工事を行うことが可能なため、そのまま打ち合わせ中に外構工事を依頼するケースが一番多いと考えられます。
ただし、そのままハウスメーカーとの提携業者で工事を行ってしまうのは非常にもったいないと私たちは考えています。
外構工事はハウスメーカーに頼まないほうがいい理由
デザインイメージがない場合がある
外構・エクステリアパートナーズ利用者へのアンケート | 926名 |
---|
ハウスメーカーやその提携業者ではデザインのイメージ図(パース図)がでていないケースがあります。
見積書しかない場合、具体的な完成イメージができず業者との詳細な調整は難しいでしょう。
- デザインのイメージがない、希望のカーポートを聞かれず決められた
- デザイン、完成のイメージがわかない
- 大まかな見積もりしか貰ってなく、細かいところがどこまでこの予算内でやってくれるかがわからない
実際に外構・エクステリアパートナーズに問い合わせに来る約3割の方が、外構のイメージパースは提案されなかったと回答しています。
提案されていない理由としては外構業者は一部の業者しかデザインソフトを導入していないためです。
新築外構は建物とのバランスや家の利便性に直結するため最低限でもパース図を作成できる業者さんに依頼することをおすすめします。
デザインの提案幅が乏しい
デザインパースが出てきてもハウスメーカーは提携業者によってはデザインの提案の幅が狭く、納得いくデザインをなかなか提案してくれないケースもあります。
- 色々なデザインの提案がない
- カーポートをつけたいが、良い提案がない
- もう少し金額を下げておしゃれにしたい単純な感じがした
- 植栽の提案も欲しかった・流行も提案してもらえたらよかった
業者によっては、デザインの質の高さや仕入れているメーカーの幅が違うため、どうしても提案の引き出しに差が出てきてしまうのは仕方ないことです。
そのため、「デザインの提案がもっと欲しいな」という方はデザイン提案が強みの業者に話を聞いてみることをおすすめします。
ただし、デザインをよくするためには予算は150万円程度必要となってきますので、見た目を重視したい方は予算がデザインに対して適正なのかをまず確認してみましょう。
中間マージンがあるため割高感がある
ハウスメーカー経由で外構工事を依頼することで提携業者への中間マージンが乗り費用が高くなってしまいます。
マージンの率はハウスメーカーや地域にもよりますが10~20%ほどです。
実際に、某工務店を例に2つのケースで実際に料金を比較してみました。
- 工務店から外構の見積りをもらった方の平均提示額
- 工務店の方で実際に外構・エクステリアパートナーズで見積比較後に行った工事金額の平均
某工務店から外構の見積り平均額 | 見積比較後に行った工事金額の平均 |
---|---|
265万円 | 161万円 |
※見積りは50名の見積書の平均
外構工事を専門業者に依頼するメリット
外構工事は専門業者に頼んだ方が良いことをお伝えしてきましたが、ハウスメーカーに頼むメリットもあります。
2つありますのでそれぞれ解説していきます。
建物と同時に完成する
建物の引渡しと同時に外構が完成していることでフレッシュな気持ちで入居を進めることできます。
外構の専門業者でも引渡し前に施工をすることも可能ですが、どうしても業者探し・打合せ・施工までのタイムラグが発生してしまうため
ハウスメーカー提携の業者ほどスムーズにいかない可能性があります。
専門業者に依頼する手間を省ける
仕事・育児・新築の打ち合わせの多忙な中で、新しく業者を探す手間がかからないのは大きなメリットですよね。
また、家庭の事情が分かっているので家族構成を考慮したうえで話を進めやすいのもメリットの一つだと言えます。
外構をハウスメーカーに頼むべき人・頼まない方がいい人
外構をハウスメーカーに頼まないか・頼むかの結論をケース別にまとめますので、迷っている方は参考にしてみてください。
外構をハウスメーカーに頼むべき人
外構工事をハウスメーカーに依頼するのが向いているのは、以下のような人です。
- 既存の見積り・デザインに十分満足している人
- できるだけ手間なく完工させたい人
- 紹介された業者が十分に施工実績と提案力がある業者だった人
- 契約の関係上住宅ローンに外構を組みこむ必要がある人
契約の関係で住宅ローンに外構費用を組み込みたい場合は、ハウスメーカーや金融機関の契約を確認しましょう。
外構にこだわりがなく、手続きの簡便さや資金計画の都合を重視する人に向いています。
ただ、せっかく外構工事をするなら特別な理由がない限りはほかの業者と比較してみることをおすすめします。
外構をハウスメーカーに頼まない方がいい人
外構工事をハウスメーカーに依頼するのが向いているのは、以下のような人です。
- 明らかにハウスメーカー提案の見積りが高いと感じた人
- デザインをこだわりたい人
- 時間的に余裕があり打合せの時間も取りやすい人
- 外構デザインの提案ができない業者を紹介された人
- 営業マンから外構は専門業者のほうが良いとおすすめされた人
ハウスメーカー経由だと中間マージンが発生し、費用が割高になりがちなので、専門業者に直接依頼する方が安く済むことがあります。
また、外構デザインにこだわり、打ち合わせを重ねながら理想の仕上がりを目指したい人にも向いていません。
さらに、紹介された業者の提案力が不足していたり、営業マンから「専門業者のほうが良い」と勧められた場合は、他の選択肢を検討するのが賢明です。
外構をハウスメーカーに頼まないときはローンに注意!
多くの金融機関では、外部の業者による外構工事費用も住宅ローンに含めることができます。
しかし、ハウスメーカーとの契約内容によっては、外構工事を住宅ローンに組み込めないケースもあるため注意が必要です。
特に、ハウスメーカーが「建物と外構をセットで契約する」条件を設けている場合、外構だけを外部の業者に依頼すると、ローン適用外になってしまうことがあります。
この場合、外構費用は現金で支払うか、別途リフォームローンなどを利用する必要が出てきます。
外構をハウスメーカーに頼まないときは下記のステップでハウスメーカーの担当者に相談してみてください。
- 外構業者を自分たちで見つけた業者でよいか確認する
- 住宅ローンの中に含めて外構の予算を伝える
- 住宅ローンに外構費用を入れて申請してもらう
なお、外構費用は融資実行前でなくては住宅ローンに組み込んでもらえないため、外構業者との契約は建物の引き渡し前でなくてはいけません。
そのため、外構業者をハウスメーカーに頼まない場合早めに業者探しをすることをおすすめします。
外構をハウスメーカーに頼まないときの業者の見つけ方
- ハウスメーカー(工務店)から紹介してもらう
- ホームセンター経由に紹介してもらう
- 知り合いから紹介してもらう
- 自分で探した近くの業者に頼む
- 一括見積もりサイトを利用する
外構を専門業者に依頼する場合、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
知り合いの地域密着型の業者を紹介してもらうのも信頼できる業者を見つける手段ですが、誰しも知り合いに業者がいるわけではありません。
その場合、一括見積もりサイトを利用するのは非常に有効です。
複数の業者の見積もりを比較できるため、費用相場がわかり、適正価格で依頼しやすくなります。
間に見積りサイトの運営者が入っているため業者が選定されており、適切な業者を紹介してくれます。
見つけた外構業者はここをチェック
見つけた外構業者が良いのかどうか判断するために下記の3項目をチェックしてみましょう。
- デザインが作成できるか
- 経験が豊富か
- 見積りが詳細か
デザインが作成できるか
外構工事では、業者がどれだけデザインの提案をしてくれるかが重要です。
業者によっては、施主の要望を聞いてオリジナルのデザインを作成するところもあれば、既存のプランを元に進めるだけのところもあります。
- 3Dパースや図面を作成してくれるか(完成後のイメージがつきやすい)
- 施主の希望を反映したプランを提案できるか(デザインの自由度があるか)
- 施工事例を確認できるか(過去の実績をチェックし、好みのテイストと合うか)
特に、こだわりのあるデザインを希望する場合は、デザイン提案力のある業者を選ぶことが重要です。
経験が豊富か
外構工事は家の第一印象を決める重要な要素です。
見た目のデザインだけでなく、長く快適に使えるかどうかも考えなければなりません。
そのため、施工の経験が豊富な業者を選ぶことが大切です。
- 創業年数や施工実績(長く続いている業者は信頼性が高い)
- 得意な施工ジャンル(和風・洋風・モダンなど、自分の好みと合うか)
- 過去の施工事例を見せてもらえるか(品質の高さやデザイン力を確認)
- 口コミや評判をチェック(実際の利用者の声を調べる)
特に、新築戸建ての外構工事を多く手がけている業者なら、失敗のリスクを減らせるでしょう。
ただし、すべての業者が施工事例や口コミを集めているわけではないため、事例がないから良くない業者というわけではない点には注意しましょう。
見積りが詳細か
見積もりの内容が不透明だと、追加費用が発生したり、後からトラブルになったりする可能性があります。
細かい項目まで明記されているか、必ずチェックしましょう。
- 工事内容が細かく記載されているか(材料費・工賃・諸費用など)
- 金物工事の場合 商品名の記載等があるか
- 追加費用が発生する可能性があるか(オプション扱いの項目がないか)
特に「一式」とだけ書かれたざっくりした見積もりには注意が必要です。
複数の業者から見積もりを取って比較するのも有効な手段です。
折角の外構だから「比較してから」悩んでみましょう
外構・エクステリアパートナーズが行った調査ではハウスメーカーに外構工事をお願いするにしても、見積り比較をしたうえで依頼していると満足度がかなり高いという結果になりました。
これはハウスメーカーと他の業者の見積りを比較することによって、より「納得感のある選択肢ができたから」ということが考えられます。
ハウスメーカー以外にも外構業者みてみようかな・・と思っているあなたは是非見積比較をしてみることをおススメします。