外構の見積もりが遅い理由! いつまで待つかの目安と失敗を防ぐ対策
外構業者に見積もりを依頼したのに、いっこうに返事が来ない!とやきもきしている方も多いのではないでしょうか。
外構の見積もりにかかる期間は、一般的に1~2週間程度です。
それ以内であればもう少し待ってみると良いですが、もちろん他の業者に依頼してみることも可能です。
この記事では、外構の見積もりが遅い理由や、いつまで待つべきか、また失敗を防ぐための効果的な対策を解説します。
今すぐ他社で見積もりを進めたい場合は、こちらから相見積もりの依頼をしてみてください。
こんなにかかるもの⁉ 外構の見積もりがが遅い3つの理由
外構の見積もりが出るまでの時間は、他の住宅工事と比べると確かに遅いケースが多いといえます。
外構業者の見積もりの回答に時間がかかる理由には、主に以下の3つがあります。
- 外構業者が忙しい
- 外注先との調整が必要
- 人手が足りていない・対応がルーズ
まずは、これらの理由に当てはまるものがあるか確かめてみましょう。
以下にそれぞれの理由について詳しくご紹介します。
外構業者が忙しい
理由のひとつとして、単純に依頼が立て込んでいるから遅くなっている場合があります。
質がよく、人気のある外構業者だからこそ依頼が立て込み、見積もりに時間を要してしまうこともあります。
そのため、約束の期日までまだ日数があるときには、期日までは待つべきでしょう。
ちなみに外構業者の繁忙期は12~3月と9月となります。
「見積もりが遅いのに連絡がないな?」と思うときには、繁忙期であるかどうかも参考にしてみましょう。
外注先との調整が必要
外注先との調整の関係で遅くなってしまう場合もあります。
外構工事にはさまざまな工事が含まれています。
一例を挙げるだけでも、配管工事、電気工事、土木工事、カーポートの設置、植栽など多岐にわたります。
そのため、一部を外注に出すということも珍しくありません。
見積もりを出すためには、このような外注先からの見積もりをとりまとめ、総額として提示する必要があります。
必然的に外注先との調整が必要となるケースもあり、そのために見積もりが遅れてしまうことがあります。
人手が足りていない・対応がルーズ
見積もりが遅れてしまう理由には、単に人手が足りていないか、体制が整っていなくて対応がルーズになってしまっている場合もあります。
このような会社に工事を依頼するには不安があるため、他の業者に依頼することを検討してみてもいいでしょう。
特に、約束の期日を過ぎても連絡がないという場合は注意が必要です。
さまざまな理由で見積もりが期日を過ぎてしまうことはあり得ますが、その場合は事前に連絡を入れるのが一般的なマナーです。
連絡さえない場合は、ルーズな対応が常態化した会社であることも考えられるため、慎重に判断したほうがよいでしょう。
外構の見積もりはいつまで待てばいい?
見積もりが遅いと、初めての外構工事では見積もりをいつまで待てばいいのかわからず、不安になってしまいますよね。
外構の見積もりに関していえば、車を購入するときのように「すぐに見積もりが出てくる」という意識でいると戸惑うかもしれません。
そこで、外構の見積もりを待つ目安について解説します。以下の目安を過ぎていたら業者に催促してみるのがおすすめです。
目安は1~2週間
一般的な新築の注文住宅などの外構工事であれば、見積もりが出るまでの期間は1~2週間が目安と考えておきましょう。
一般的な新築の目安としては、外構費300万円以下程度を指します。
この範囲内であれば特別遅いということはないため、外構業者から連絡がないときにもひとまずは待つことがおすすめです。
逆に1週間より早く出る場合は、かなりおおまかな見積もりの可能性もあります。
その場合には、実際にかかる費用と異なる可能性があることも理解しておきましょう。
規模が大きい場合は2~3週間かかる場合も
外構の見積もり作成にかかる時間は工事の規模によっても変わってきます。
フェンスやカーポートなどを取り付けるだけ、あるいは平均的な300万円以下の新築外構なら1~2週間で見積もりが出ることが多いのは、先にご紹介したとおりです。
ただし、300万円以上の大規模な工事の場合、関連する工事が多く、外注先との調整も必要になることが多いため、見積もりの提示までに3週間近くかかる場合もあります。
なぜ時間がかかる? 外構の見積もりができるまでの流れ
なかなか見積もりが提示されないと不安になってしまう方も多いものですが、その過程で行われていることを知ることでイメージがつきやすくなります。
外構の見積もりができるまでの主な流れは以下のとおりです。
- 現地調査
- プラン作成
- 商品の選定
- 見積もり作成
- パース図作成
外構の見積もりを作成する際に何が行われているのかを理解することで、不安を感じずに待つことができるでしょう。
ここではそれぞれのステップについて、詳しくご紹介します。
現地調査
外構は依頼主の庭や建物に合わせて工事をする必要があるため、現地調査が必要となります。
具体的な例としては、以下のような作業が挙げられます。
- 土地の採寸
- 地盤の調査
- カーポートなどを設置する場合は下に排水管などの埋設物があるかどうかなど下地の確認
- 壁につける商品がある場合は外壁の種類や外壁内部の柱の位置
実際の敷地の寸法や建物の条件によって、希望する商品の取り付けや設置が問題なくできるか、どのようなサイズ感の商品の組み合わせが可能かが変わってきます。
このように、現地調査は外構のプランや使用する商品、見積もりを決めていくための土台となる作業といえます。
プラン作成
現地の情報が出そろったら、外構に関する希望や要件をもとに、どのような外構にするかという打ち合わせの内容に沿って、外構プランの作成を進めていきます。
外構業者によってはある程度規格化されたプランを提供する場合もあり、その場合は比較的短期間でプラン作成が進められます。
一方で、規格ではなく、その敷地や住宅に合わせたプランを提案している業者ほど、プラン作成には日数を要する傾向があります。
商品の選定
プランがある程度できてきたら、作成した図面やだいたいの全体予算に合わせて、エクステリア商品の選定を行います。
選定すべき商品の一例として、具体的には以下のものが挙げられます。
- フェンス
- 門柱
- 門扉
- 宅配ボックス
- カーポート など
メーカーから特定の商品を取り寄せる場合は、この段階で外構業者から見積もりを取って確認することが多くあります。
希望のメーカーや商品がある場合はあらかじめ伝えておくとスムーズに進むでしょう。
見積もり作成
プランの概要ができあがり、使用するエクステリア商品の選定も終われば、いよいよ見積もり作成です。
使用するエクステリア商品に施工費用と利益を上乗せして、最終的な見積書を作成していきます。
一部の工事を別の業者に外注する場合には、外注業者からの見積書を待ち、その内容を含めて全体の見積もりとして提示されるのが一般的です。
パース図作成
パース図とは、外構のデザインをわかりやすく絵で表したものです。
実際に、上記の画像は外構業者が実際に使っているパース図となっています。
見積もりの提示時には、このパース図もあわせて提示されることがあります。
パース図が作れる業者は外構業者の中でも限られているため、提示がある場合とない場合があります。
作成の手順は、図面の縮尺を正確にデザインソフトに記入した後、デザインを図に落とし込み、設備の配置などを決めていき、最後に3Dパースを見やすいアングルで撮影して提案に落とし込みます。
パース図があると、仕上がりがどのようになるのか具体的にイメージできます。
ただし、依頼主の敷地や建物にあったパース図を作成しなければいけないため、ある程度時間がかかってしまうことは押さえておきましょう。
外構工事の失敗を避けるための見積もり時の4つの対策
外構工事は決して安いものではないため、失敗は避けたいものです。
ただ、どのように失敗を防ぐべきか迷う方も多いかもしれません。
うまくいかない工事では、外構業者とのつきあいの中で兆候が見られる場合があります。
ここでは、見積もり時に注目したいポイント、行いたい対策をご紹介します。
- 見積もりは引渡し前の3~4か月前がベスト
- いつ頃までに見積もりをもらえるか事前に確認する
- 複数の業者から相見積もりをとる
- 不自然に見積もりの回答が遅い業者には依頼を控える
対策①見積もりは引渡し前の3~4か月前がベスト
対策の1つ目は、時間に余裕を持って動くことです。
一般的に、外構工事は住宅の建築が終わってから行われます。
住宅のプランが決定していない状態では正確な図面がないため外構の見積もりを作成できません。
そのため、外構の見積もりを依頼するベストなタイミングは住宅の着工が始まった頃(引き渡しまで3~6か月)がベストです。
このタイミングであれば、施工までの期間も十分に確保でき、落ち着いて打ち合わせや見積もり確認ができるため、施工トラブルも起きにくくなります。
住宅の引き渡しギリギリのタイミングで急いで外構工事を依頼する方も一定数いますが、それでは業者とのすりあわせがうまくいかず、失敗のもとになるので注意しましょう。
対策②いつ頃までに見積もりをもらえるか事前に確認する
対策の2つ目は、見積もりをもらえる期限を事前に確認しておくことです。
ここまでご紹介したように、外構の見積もりは作成までのステップも多く、想定より時間を要することも少なくありません。
ただ、見積もりが遅れてしまうと、業者とのすり合わせの時間が十分に取れず、失敗につながってしまう可能性があります。
工事を急いでいる場合や、いつ頃までにできるか気になっている場合は最初から期限を切って見積もりを依頼するのがおすすめです。
目安の範囲内であっても、事前に約束した期日を過ぎていれば「どうなりましたか」と催促してみましょう。
事前に期限を決めることで、余分なストレスをためずに進められます。
対策③複数の業者から相見積もりをとる
対策の3つ目は、複数の業者から相見積もりをとることです。
前述のように外構工事の見積もりには少なくとも1~2週間かかります。
1社目で完璧な提案がもらえるならよいですが、1社からの見積もりを待って次の見積もりを依頼しようと思えば時間のロスが多くなってしまいます。
これを防ぎ、効率的に進めるためには最初から複数の業者に相見積もりをとっておくことが重要です。
見積もりの作成が遅い業者があれば、選択肢から外すこともできるでしょう。
対策④不自然に見積もりの回答が遅い業者には依頼を控える
対策の4つ目は、見積もり時に対応が悪い業者には依頼を控えることです。
見積もりに関するやりとりでは、提案のクオリティだけではなく、業者の対応も確認しておくと良いでしょう。
不自然に見積もりが遅い、催促してもあいまいな回答しか返ってこないという場合は依頼を控えたほうがいいかもしれません。
費用にかかわることでは信頼が第一です。そこで不安に感じたら、いくら窓口の担当者が感じの良い人だったとしても見送るのが大切です。
外構・エクステリアパートナーズなら信頼できる業者から相見積もりをとることが可能
ここまでご紹介してきたように、効率的に外構の見積もりを取り、比較するのが外構の失敗を防ぐコツです。
ですが、たくさんある外構業者の中から信頼できる業者を見つけるのは難しいものです。
外構・エクステリアパートナーズでは、しっかりと見積もりを出してくれる信頼できる外構業者を厳選してご紹介しています。
サイトから依頼することで、おすすめの業者さん3社からの相見積もりが可能。
時間の無い方も、手間をかけずに進めることができます。
外構の見積もりが遅いことについてよくある質問
外構リフォームの見積もりが1ヶ月経っても来ないのは遅すぎですか?
外構工事の見積もりにかかる日数は平均して1~2週間、大規模なものや高額になるものなら3週間程度を目安として考えます。
1ヶ月経っても音沙汰がない場合や、事前に約束した期限を過ぎている場合は遅すぎるといえるでしょう。
まずは「かなり時間がかかっているようですが、その後どうなりましたか」と確認の連絡を入れてみるのがおすすめです。
ただ、対応に不安が残るなら、深追いせず他の業者への依頼を検討するのも一つの方法です。
外構の見積もりが遅いと感じたら何日後から催促してもいいですか?
大規模な工事ではなく、一般的な新築の外構工事であれば、1~2週間が過ぎたら催促していいタイミングです。
ただ、業者によって見積もりのスピードには違いがあるため、最初に見積もり作成を依頼する段階で期日を決めておけば安心です。
期日が過ぎれば、気兼ねなく催促ができます。
もし最初に期日を決めていなかった場合でも、途中でタイミングが気になり始めたら、「いつ頃までにもらえそうか」と確認してみるのがおすすめです。
ただし繁忙期などで本当に忙しい場合もあるため、期日がきても数日は待ってみるとよいでしょう。
外構の見積もりは何社くらいからとったほうがいいでしょうか?
外構は敷地や建物の形状やデザインに合わせてつくるため複数のプランが考えられます。
業者によって提案する内容が変わるため、少なくとも3社程度から見積もりをとると比較検討がしやすいのでおすすめです。
もし見積もりの手間を減らしたいなら、外構・エクステリアパートナーズをご利用ください。
信頼できる業者と提携しており、3社からの相見積もりができるため、効率的に進められます。
外構の見積もりが遅いと感じたら気にせず催促してみよう
今回は、外構の見積もりが遅くなる理由や、対応策についてご紹介しました。
外構の見積もりには平均して1~2週間かかります。
それを超えている、あるいは最初に約束した期日を過ぎていたら、催促してみるのがおすすめです。
スケジュールにもかかわってくることですので、当然、状況確認をすることには問題ありません。
もやもやした気持ちを抱えたままでいては外構づくりを楽しめなくなってしまいます。
外構の見積もりの一般的な納期を知り、信頼できる業者と外構工事を進めましょう。