砂利の庭を変えたい!いくらかかる?実際の見積り書で解説

「砂利の庭を変えたいけど、いくらかかるの?」と悩む方は多いでしょう。
結論から言うと、砂利敷きの庭をリフォームして別の状態に変える費用は、施工内容や面積によって数十万円〜百万円以上と幅があります。
例えば、防草シートを敷いて砕石を入れる簡易な施工なら20万円前後で済むこともありますが、駐車場用にコンクリート舗装する本格工事では50万円以上かかるケースも珍しくありません。
この記事では、実際の施工事例を交えながら、砂利の庭を変える具体的な方法や費用例、砂利敷きのデメリット、さらにリフォーム材料の選び方やよくある質問について解説します。
\理想の工事に最適な優良業者で見積比較/
※無料で何度でも見積が可能です
砂利の庭を変えてリフォームする費用 | よくある2つのケース
砂利の庭を他の形にリフォームする場合、よく見られるのが以下の2つのケースです。
- 砂利を撤去してコンクリート舗装にし駐車場などに活用するケース
- 既存の砂利を一度取り除き防草シートを敷いてから改めて砕石を敷き直すケース
それぞれ工事の内容が異なるため、かかる費用も大きく変わります。
砕石(砂利)による舗装とコンクリート舗装では1㎡あたりの単価に4〜5倍ほどの差があるため、選ぶ方法次第でトータル費用は数十万円単位で違ってきます。
砂利からコンクリートの駐車場にする場合

砂利からコンクリートにする場合の費用は20万円~70万円ほどが目安です。
砂利の庭からコンクリートするケースです。
問い合わせとしてはこのケースが一番多く、コンクリート舗装にすることで地面が平らで頑丈になり、駐車場やテラスとして活用できるようになります。
雑草も生えなくなり見た目もすっきりしますが、費用は砂利敷きより高額です。
小規模な工事でも数十万円の出費は見込んでおく必要があります。
実際、約10㎡の砂利スペースをコンクリート駐車場にしたケースでは 24万円程度 かかりました。
また、ブロック塀の解体やカーポート設置まで含めると価格は上がるため注意しましょう。
施工面積 | 費用 | 工事内容 |
---|---|---|
10㎡ | 24万円 | 砂利を撤去してコンクリート舗装 |
20㎡ | 121万円 | 砂利を撤去してコンクリート舗装(車1台分)ブロック塀解体1台用のカーポート増設 |
35㎡ | 92万 | 砂利を撤去してコンクリート打設既存の枕木・レンガ・芝生の処分平板撤去 |
砂利からコンクリートの駐車場にする場合の見積書の例

お客様からは「家の周りが砂利になっているが、雑草が生えて手入れが大変なので、長期的に雑草対策ができるようにしたい」とのご要望をいただきました。
砂利敷きは一見すると見栄えが良い反面、時間の経過とともに雑草が生えやすく、除草作業が負担になることがあります。
そのため、雑草の発生を抑え、日々の管理の手間を軽減できる方法としてコンクリート舗装をご提案しました。
施工面積 | 10㎡ |
---|---|
費用 | 24万円 |
工事内容 | 砂利を撤去してコンクリート舗装に変更 |
ご要望 | 家の周りが砂利になっているが、雑草が生えて大変なので対策をしたい。 コンクリート舗装にするパターンをご提案 |
砂利を撤去し防草シートを引いた上に砕石を敷く場合
砂利を一度すべて取り除き、地面に防草シートを敷いてから新しい砕石(砂利)をまく方法です。
一見仕上がりは従来と同じ砂利の庭ですが、防草シートがあることで雑草の発生を大幅に抑えられ、見た目もきれいに整います。
コンクリートのように地面を固めるわけではないため、駐車スペースなど強度が必要な用途には向きませんが、雑草対策が主目的であれば安価で効果的な方法です。
費用も比較的抑えられ、小規模な庭なら十数万円程度で施工できます。
実際、約12㎡の庭で既存砂利を撤去し、防草シート+砕石に変更したケースでは 17万円ほど でした(枯木の抜根処分料3万円含む)。
施工面積 | 12㎡ |
---|---|
費用 | 17万円 |
工事内容 | 既存の砂利を撤去して防草シートを張った上で新しく砕石を敷いた場合 枯れてしまったシンボルツリーの撤去:3万円 |
砂利を撤去し防草シートを引いた上に砕石を敷く場合の見積書の例

施工面積 | 12㎡ |
---|---|
費用 | 65万円 |
工事内容 |
・既存の砂利を撤去して防草シートを張った上で新しく砕石で舗装 ・駐車場のコンクリート整備 ・門袖の整備・メンテンナンス ・枯れてしまったシンボルツリーの撤去 |
ご要望 | 家の周りが砂利になっているが、雑草が生えて大変なので対策をしたい。 ついでに家周りもきれいに整備したい。 |
既存の砂利を撤去し、防草シートを敷いたうえで砕石を敷き直す工事を中心に、雑草対策と見た目の整備を行った工事です。
砂利×防草シートのみの見積のみで考慮すると工事費は約17万円程度になります。
庭を砂利にして後悔するパターンあるある

ここでは、砂利敷きの庭でよく聞く典型的な後悔・失敗パターンを紹介します。
草が生えてきて管理が大変
砂利を敷いたのに雑草が生えてしまい、管理が大変になる典型的なケースです。
砂利を敷いたからといって雑草が完全になくなるわけではありません。
防草シートなしで砂利を広げただけの場合、下の土から雑草が次々に生えてきてしまいます。
また、防草シートを敷いていても、砂利の隙間に土ぼこりや落ち葉が溜まり、その上に飛んできた雑草の種が芽を出すことがあります。
結果として、時間が経つと草がポツポツ生えてきてしまい、結局は草むしりなどの手入れに追われてしまうのです。
「思ったほど雑草対策にならなかった」と後悔する人が多いパターンと言えます。
雨になると土が流れ出てきてしまう
雨が降ると、砂利の下の土が水と一緒に流れ出してきて地面が汚れてしまうケースです。
砂利は土を完全に覆い固めるものではないため、大雨が降ると隙間を伝って土が表面に浮き上がったり、庭の外へ泥水が流れ出したりします。
特に傾斜のある場所では、せっかく敷いた砂利が土ごと流されて薄くなってしまうこともあります。
結果、地面がでこぼこになったり、周囲の舗装や道路が泥だらけになってしまい、毎回掃除が必要になるため「雨のたびに大変」と後悔しがちです。
砂利敷きは水はけが良い反面、このように土砂が動いてしまうことがあり、思わぬ手間が増えることになります。
歩きにくい
砂利を敷いた庭は歩きにくいという不満もよく聞かれます。
小さな砂利石が足元で動いて踏ん張りにくく、足を取られて転びそうになったり、歩くたびにジャリジャリ音がして気になる人も多いようです。
ヒール靴や自転車・ベビーカーのタイヤが沈み込んでしまい、通行しづらい点もデメリットと言えます。
特に高齢の方や小さなお子さんがいるご家庭では、安全面で不安を感じて後悔するケースが見受けられます。
このように、砂利敷きは歩行性に難があるため、せっかく綺麗にした庭でも日常的に歩きにくいとストレスになり、「失敗した」と感じてしまうことがあります。
砂利の庭を変える場合の舗装材の使い分けの例
砂利の庭を変える際によく選ばれる舗装方法と、その使い分けの例を紹介します。
砂利の庭を変えるならコンクリートが人気

コンクリートは雑草がほぼ生えなくなり、地面が平らで丈夫になるため、歩きやすく掃除もしやすいのが魅力です。
見た目もすっきりして高級感が出るため、砂利よりも外構の印象が格段に良くなります。
また、その上に車を駐車したり、自転車やバイク置き場にしたりと、実用面での活用幅が広がる点もメリットです。
費用は砂利よりかかりますが、 将来的な雑草取りの手間がゼロになる ことや、長期間メンテナンスフリーで使える安心感から、選ぶ方が非常に多いです。
このように、コンクリート舗装は見た目と機能の両面で優れているため、砂利からのリフォームとして定番の選択肢となっています。
広い面積ならコンクリートと防草シート×砕石組み合わせがコスパよし

広いお庭の場合、すべてをコンクリート舗装にすると費用が非常に高額になってしまいます。
そこで、必要な部分だけをコンクリートにして、その他の部分は防草シートを敷いた上で砕石のままにしておくと、費用を大幅に抑えられます。
例えば、車を複数台駐車できるようにしたい広い敷地では、車が乗る部分や通路だけコンクリートにし、周囲は砕石敷きとする方法が有効です。
面積(㎡) | 全面コンクリート(万円) | 全面砕石(万円) | 3割だけ砕石(万円) |
---|---|---|---|
10 | 19 | 1.8 | 13.8 |
20 | 38 | 3.6 | 27.6 |
30 | 57 | 5.4 | 41.5 |
40 | 76 | 7.2 | 55.3 |
50 | 95 | 9 | 69.2 |
60 | 114 | 10.8 | 83.0 |
70 | 133 | 12.6 | 96.8 |
80 | 152 | 14.4 | 110.7 |
90 | 171 | 16.2 | 124.5 |
100 | 190 | 18 | 138.4 |
※参考単価:コンクリート(18,000円/㎡)・砕石(1,500円/㎡)
全面をコンクリートにするよりもコスパよく雑草対策と実用性の両立が図れるため、特に広い面積のリフォームでよく採用される方法です。
家の裏などは防草シート×砕石の組み合わせがコスパよし
家の裏や敷地の隅など普段あまり目につかない場所には、防草シート+砕石の組み合わせが最適です。
下記のように砕石と防草シートの工事であれば費用を抑えることができます。

コンクリートでしっかり舗装するよりも施工費用が安く済み、それでいて雑草もしっかり抑制できます
人が頻繁に歩く場所でなければ、砂利敷きでも特に不便はないでしょう。
実際、多くのご家庭で家周りの狭いスペースには防草シートを敷いて砕石を被せる方法が採用されています。
コンクリートのように大掛かりな工事をしなくても、シート+砕石だけで雑草を長期間防止可能です。
裏のスペースは日当たりも悪く人目にもつきにくいため、見た目よりも機能重視で十分と言えます。
見た目はシンプルですが雑草防止効果は高く、費用対効果の良い対策です。
砂利の庭を変える際のよくある質問
庭に使うのは砂利と人工芝どっちがいい?

庭を砂利にしたままのデメリットは?

砂利のままにしておく主なデメリットは以下の3点です。
- 雑草が生える
- 雨で土が流れる
- 歩きにくい
特に、大雨のたびに砂利の下の土が表面に出たり流れ出したりする場合は、庭や周囲がすぐ泥だらけになり掃除が大変です。
早めにリフォーム対策するのがよいでしょう。
砂利の庭を変えるのはDIYでできる?

規模や内容によりますが、一部はDIYでも可能です。
防草シートを敷いて砂利をまき直す程度であれば、道具を揃えて自分で施工することもできます。
ただし、庭一面の砂利を撤去して運び出す作業や、新しい砕石を運搬・敷均す作業は、専門の機材が必要になるため専門業者に依頼する方がよいでしょう。
庭を砂利だけにするのはどうですか?

コストを抑えたいなら、庭を砂利だけにするのも一つの方法です。
砂利敷きは土のままより雑草が生えにくく、手軽に見た目を整えることができます。
特に使い道のないスペースをとりあえず低予算で綺麗にしたい場合には、有効な選択肢と言えます。
ただし、防草シートを併用しないと雑草がすぐ生えて後悔するので、砂利だけにする場合でもシートは敷いておくことをおすすめします。
外構・エクステリアパートナーズで見積り比較!
砂利の庭をどう変えるかイメージできたら、次は具体的な費用を把握するためにプロから見積もりを取りましょう。
外構・エクステリアパートナーズなら、地域の複数業者に一括で無料見積もりを依頼できるので便利です。
外構工事専門の見積もり比較サービスで、経験豊富な加盟業者からあなたの希望に合った提案を受けられます。
実際に比較してみると、同じ工事内容でも業者によって数万円以上の差が出ることもあります。
相見積もりを活用して、よりお得で自分の希望に合ったプランを見つけてください。
無料の見積比較は下記のボタンを押してお問い合わせください。
それぞれメリット・デメリットがあります。
雑草対策やコスト重視なら砂利がお手軽です。
砂利は施工費用が安く、水はけも良好で駐車場まわりなどにも使いやすいですが、見た目に緑がなく硬い地面なので遊び場には不向きです。
一方、人工芝は一年中青々とした芝生の見た目が楽しめ、クッション性があるため子どもが走り回っても安全です。
ただし初期費用は砂利より高く、10年前後で張替えメンテナンスが必要になる点も考慮しましょう。