外構工事にコンクリートを使うと費用相場はどれくらい? 【駐車場の台数別にも解説】

「駐車場や他の敷地内の地面をコンクリートで舗装する際にかかる費用を知りたい」
「土間コンクリートってちょっと高い…安くできる方法はないかな?」
こんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
この記事では、外構工事でコンクリートを使った場合にかかる費用について分かりやすく解説しています。
この記事を読むと、ご自宅の外構工事にコンクリートを使った際にかかる費用のイメージを持つことができます。
また、コンクリート工事にかかる費用を抑える方法についてもお伝えしているので、
「なるべく費用を安く済ませたい!」とお考えの方はぜひチェックしてみて下さい。
「そもそも外構工事全体でかかる費用の目安ってどのくらい?」という方は、
外構エクステリア工事の費用を徹底解説「家の1割が相場」はウソ!?
をご参考ください。
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外構工事でコンクリートを使う場所は?
コンクリートは外構・エクステリアのどの部分で使われるのでしょうか?
コンクリートが使われる代表的な外構部分は次の4か所です。
・駐車場
・玄関までのアプローチ
・家回り
・裏口まわり
それぞれ詳しくお伝えしていきます。
駐車場
最近では駐車スペースに土間コンクリート舗装をするケースが主流になっています。
未舗装のままだと、泥や土が跳ねて敷地内が汚れやすくなりったり、雑草対策が必要になったりと手間がかかってしまうからです。
コンクリートは無機質な見た目だと想像する人も多いかもしれませんが、最近ではデザインも豊富でおしゃれなコンクリート舗装のバリエーションも増えてきています。
駐車場の外構工事については駐車場の外構工事「費用相場」と「安くするコツ」を徹底解説【コンクリートでも安くできる!】の記事でより詳しく解説しています。
玄関までのアプローチ
アプローチとは門と玄関までの間のスペースを指し、家の顔ともいわれるとても重要な部分です。
また、見栄えだけでなく、駐車スペースと同じように舗装していないと玄関まで外の泥や汚れを持ち込みやすくなる部分です。
全てをコンクリートで埋めて固めるだけではなく、目地に砂利や芝、玄関前にタイルを設置するなど素材を組み合わせるとおしゃれな外観にすることができます。
デザインから相談できる外構業者に一度プランを相談してみるのがおすすめです。
家周り
家の周り(敷地内)を石や砂利、コンクリートなどで舗装するケースがあります。
野ざらしのままだと、雨が降った最に跳ね返りで外壁がよごれやすくなってしまいます。
家の周りをしっかり舗装しておくことで、雨が降ったときに外壁に跳ね返りを防げるので、メンテナスの手間を軽減することができます。
裏口まわり
裏口まわりとは、洗濯ものを干したりゴミ置場にしたりする場所を指します。
サービスヤードと言われる設備を設置するケースもありますが、地面を土間をコンクリートにすることにより水はけがよくなります。
しっかり舗装しておくと、ちょっとした物置場にも使用でき、使い勝手いよいスペースになります。
外構工事でコンクリートを使用した時の費用は?
外構工事でコンクリートを使用した場合の費用をお伝えします。
今回は、
・駐車場をコンクリートにしたときの費用
・砂利からコンクリートにしたときの費用
の4つのケースを例に挙げて解説していきます。
駐車場をコンクリートにしたときの費用
外構で駐車場コンクリート施行の費用は「台数×およそ15万円~」が目安です。
つまり、駐車場2台ならおよそ30万円~、駐車場3台ならおよそ45万円~が目安になります。
面積を基準に考えた場合は、1㎡あたり10,000〜12,500円ほどが目安の費用になります。
砂利などのほかの素材と比べて多少費用が高くなりますが、
「砂利にしていてたけど、雑草が生えてきてメンテナンスが大変だからコンクリートにしたい」
というように、元は別の安価な素材にしていたけど、コンクリートに変えたいというケースが結構あるので長期的にみても、駐車場の地面をコンクリートにするのはおすすめです。
砂利からコンクリートにしたときの費用
初めに駐車場を砂利敷きにしたけれども、途中からコンクリートにリフォームする事例も多いです。
砂利敷きからコンクリートにする場合、コンクリート施行費用にプラスして砂利の撤去費用がかかってきます。
砂利を有料で業者に撤去してもらう場合の費用の相場は1㎡で1000~1500円です。
庭の砂利を撤去する場合、一般的な戸建住宅の庭で30,000~50,000円ほど。
さらに、砂利を処分する場合は撤去費用とは別に追加で処分費用がかかり、砂利を処分する費用は20,000〜30,000円です。
すでに工事したものを撤去してコンクリートに変更となるとどうしても二度手間になり、その分費用もかかりますので、
地面の舗装工事は長期的な目線でよく検討してから決めるのをおすすめします。
以上本章では、
・駐車場をコンクリートにしたときの費用
・砂利からコンクリートにしたときの費用
について解説しましたが、
実際には工事面積が広ければ広いほど割安にはなると思いますし、工事内容や業者によっても多少ブレはあると思いますので、正しい費用は外構業者にしっかり見積もってもらいましょう。
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庭をコンクリートにするメリット
メンテナンスの手間が少ない
コンクリートで地面を舗装しているのと、土がむき出しの状態とではメンテナンスの手間が全く変わってきます。
地面の土が露出している場合、雑草や害虫対策に手間がかかります。
砂利や芝生など、地面が土となっている施工方法では自然に雑草が生えてくるため、雑草対策に時間とお金を費やすことになります。
雑草処理が追いつかなくなると、見栄えが悪くなるだけでなく、害虫が発生するリスクも高くなります。
しっかり地面をコンクリートで舗装することで、土の露出が減り、雑草や害虫対策が不要になります。
また、雨の日に泥が跳ねて足元や外壁や他の外構設備などが汚れるのを防ぐことができます。
耐久性に優れている
コンクリートは大きな重量に耐えられることから、駐車場の地面の舗装材として使いやすいということもメリットの一つです。
コンクリートでできた庭であれば、自動車や自転車に乗っていてもスムーズに移動することができます。
車いすの方も移動しやすく、バリアフリーに配慮したい場合にもコンクリートは適切です。
水はけがよくなる
コンクリートには水はけがよいというメリットもあります。
芝や砂利のお庭の場合、地面が泥になり、タイヤや足元が汚れやすくなってしまいます。
また、雨で泥水が跳ね返り、外壁が汚れやすくなって家のメンテナンスにも手間とお金がかかります。
コンクリートで舗装することで、水がたまらず地面の状態を保ちやすいのは大きなメリットの一つです。
ただし、コンクリートが濡れたままになってしまうと、コケが生えたりカビが生えたりする可能性も考えられるため、きちんと排水性を考慮した設計にする必要があります。
庭をコンクリートにするデメリット
季節によっては照り返しで暑く感じる
コンクリートにすることで考えられるデメリットの一つは、夏場の日差しの照り返しがきつく、暑さを感じやすいという点です。
夏場はこまめに打ち水をしたり、全面コンクリートではなく部分的にコンクリートにして植栽をうまく取り入れるなどの対策が必要になります。
経年劣化でひび割れが起こることがある
コンクリートは耐久性に優れた素材ですが、年が経つにつれて表面にちょっとしたひび割れが発生してしまう可能性があります。
当然ひび割れは見た目が悪くなりますし、度合いによっては中の鉄筋のところまでひびが入ってしまい、雨水などが入り込むと耐久性も低くなってしまいます。
コンクリートの質が悪かったり、工事の下手な外構業者が作業をした場合などは経年劣化が起こりやすくなるので、信頼できる業者を選ぶことや工事費用をケチり過ぎないことなどを意識しておきましょう。
撤去する際は費用がかかる
コンクリートで施工した庭の場合、リフォーム工事を行う際や更地に戻す際に撤去費用がかかることもデメリットの一つとして挙げられます。
コンクリートを撤去する際は、
①コンクリートをはがすための工事費
②はがしたコンクリートを廃材として処分するための費用
が必要になります。
コンクリートの撤去費用は庭の面積によって異なりますが、
標準的な広さの庭であれば、およそ12万~20万円程度の撤去費用が発生します。
外構のコンクリート工事の期間は?
外構のコンクリート土間コンクリート工事はどのくらいの期間がかかるのでしょうか?
工事にかかる期間は、工事のスケジュールを計画する上でしっかり確認すべき大事なポイントです。
土間コンクリート工事をする場合、施工期間の後に養生期間というコンクリートを乾かす期間が必要になります。
それぞれその工程がどのくらいの期間かかるのか解説していきます。
外構のコンクリート工事の施工期間
土間コンクリート工事は、その面積によって大きく期間は変動します。
例えば、一般の駐車場1台分の場合、必要な工事は以下の流れで進められます。
土工事
↓
路盤工事
↓
コンクリート工事
この場合だと、工事が完了するまでだいたい3〜4日ほどかかります。
続いて養生期間を確認していきます。
コンクリートが乾燥に要する時間(養生期間)
養生期間は季節・気温によっても変わりますが、工事完了後5日間程度は想定しておいた方がよいです。
土間コンクリートの工事は、完成後でも数日間は養生期間として使用できない点をしっかり認識してスケジュールを計画するようにしましょう。
外構のコンクリート工事費用を安くする方法
コンクリートは使い勝手もよく、耐久性もあるので人気の素材ですが、砂利や人工芝などの他の素材と比べて少々費用が高くなるのが難点ではあります。
「コンクリートでしっかり舗装工事はしたいけど予算はできるだけ抑えたい!」
こんな方も多いと思いますので、本章ではコンクリート工事の費用を安く抑える方法についてお伝えします。
ズバリ、外構のコンクリート工事の費用を安くする方法は次の3つです。
・車が乗る箇所のみコンクリートを使う
・コンクリート平板を使う
・コンクリートでなく砕石の仕様も検討する
それぞれもう少し詳しく解説していきます。
車のタイヤが乗る箇所のみコンクリートを使う
「タイヤ跡」がコンクリートで舗装されてないことで、汚れが起きる主な原因の一つなので、なるべく費用を抑えたいのであれば、優先的に「車のタイヤが乗る箇所」に絞ってコンクリートを打つというのが費用を抑える方法の1つとして挙げられます。
コンクリート工事の費用は、工事面積が大きければ大きいほど高くなるので、最小限の箇所に工事範囲を絞って工事をすることで費用を抑えることができます。
コンクリート平板を使う
コンクリート工事の施工費用が高いのは、コンクリート施工の作業がかなり複雑で手間がかかり、その分の人件費も高くなるからです。
予算が合わない等の理由で、他にもっと安いものはないか、あれこれ検討さる方はとても多いです。
その中でも特に人気なのが、今回お話するコンクリート平板です。
コンクリート平板とは、主に床材として使われるもので、平たい板状のコンクリート建材のことです。
コンクリート平板の特徴は次の4つ。
① カラー&デザインのバリエーションが豊富でおしゃれな建材
② 透水性が高く、水はけが良いので機能性も優秀
③ 1枚当たりの価格は500円~1,000円程度とお手頃価格
④ 施工も簡単ということで工事費用も比較的安い
車1台の駐車場の地面をコンクリート平板で施工する場合、施工費用はおおよそ10万円ほどが目安です。
コンクリート平板の工事には強度をもたせるために下地処理をする必要があり、その作業には費用がかかりますが、駐車場全体を、コンクリート平板敷きにするより、はるかに安くなります。
コンクリートでなく砕石の仕様も検討する
コンクリートではなく砕石敷きにするという方法で工事費用を抑える方法もあります。
砕石はクラッシャーランやバラスと呼ばれることがありますが、指しているものは同じです。
ちなみに見た目が似ているので混同されがちですが、砂利と砕石は別物です。
砕石は何と言ってもコストを安く抑えらるのがメリットです。
その他、踏むと音が鳴るので防犯面に優れていたり、DIYができたりといったメリットもあります。
具体的な費用の目安は、40mm以下のサイズの砕石をプロに委託して敷く場合で、1平米あたり1,500円程度とコンクリートと比べても費用が大分やすくなります。
ただし、この方法は駐車場の地面の舗装限定で、お庭には向きません。
砕石を敷くとゴツゴツするので、ビニールプールなどでも遊べないですし、なにか作業するにもガタガタしてしまうからです。
駐車場のコンクリート工事にかかる費用でお悩みの場合であれば、砕石敷きという選択肢もぜひ検討してみてください。
まとめ
ということで今回は「外構工事にコンクリートを使った場合にかかる費用」についてお伝えしました。
コンクリートは他の素材と比べて少々費用が高くなりますが、耐久性も機能性も優れている素材ですので、今回ご紹介した費用を抑える方法を取り入れつつ賢く工事計画を立てて頂ければと思います。
また、今回お伝えした費用の相場はあくまでも目安で、外構は家の状況によって必要な工事の内容や費用が大きく変わってきますので実際の費用については複数の外構業者に見積もってもらって確認するようにしましょう。
複数の外構業者から見積もりをもらってしっかり比較検討することで、「工事費用」や「業者の質」を相対的に評価することができます。
とは言っても自分で複数社に問い合わせるのはなかなか骨の折れる作業だと思います。
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