物置の設置費用はいくら?実際の見積り書付きで商品ごとの価格相場と内訳を解説
「庭に物置を置きたいけれど、本体価格のほかにいくらかかるのか分からない」とお悩みではないでしょうか。
物置の設置には、本体価格に加えて組立費・基礎工事費・アンカー工事費などの工事費用がかかります。
そこで今回は、「外構・エクステリアパートナーズ」に実際に寄せられた見積もり書をもとに、イナバ物置・ヨド物置など商品ごとの設置費用をサイズ別に集計しました。
実際の見積もり書の内訳も公開していますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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物置の設置にかかる費用相場(サイズ別)
物置の設置費用は「本体価格+工事費」で決まります。
工事費の目安はおおよそ2.5万〜10万円で、総額はサイズによって大きく変わります。まずはサイズ別の相場を早見表で確認しましょう。
| サイズ | 本体価格の目安 | 工事費の目安 | 総額の目安 |
|---|---|---|---|
| 小型(間口1m〜1.5m) | 3万〜12万円 | 2.5万〜4.5万円 | 6万〜15万円 |
| 中型(間口1.5m〜2.5m) | 10万〜30万円 | 3万〜7万円 | 15万〜35万円 |
| 大型(間口2.5m以上) | 25万〜60万円 | 5万〜15万円 | 30万〜70万円 |
※当社に寄せられた実際の見積もり書と、主要メーカーの実売価格をもとに作成。豪雪型などの特殊仕様や、土間コンクリート打設をともなう場合はさらに高くなります。
小型物置の設置費用(間口1m〜1.5m程度)
灯油タンクやガーデニング用品、園芸道具などを収納する小型物置は、本体価格3万〜12万円、工事費込みの総額で6万〜15万円程度が相場です。
実際の見積もりでは、イナバ物置の小型シリーズ「シンプリー MJX-139E」が本体84,000円(定価120,000円の30%OFF)+組立・転倒防止工事25,000円=総額109,000円という事例がありました。
小型でも本体を地面に置くだけでは強風で転倒する恐れがあるため、基礎ブロックの設置と転倒防止工事は必須と考えておきましょう。
中型物置の設置費用(間口1.5m〜2.5m程度)
家庭用として最も選ばれているのが、スタッドレスタイヤとアウトドア用品をまとめて収納できる中型物置です。本体価格10万〜30万円、総額15万〜35万円程度が相場です。
実際の見積もりでは、イナバ物置「シンプリー MJX-219E(間口2160mm)」が本体153,477円+工事費44,000円=総額197,477円、ヨド物置「エルモ 2211H(間口2220mm)」が本体209,600円+工事費41,000円=総額250,600円という事例がありました。
中型クラスになると本体価格の差がそのまま総額の差につながるため、商品選びの段階から複数メーカーを比較するのがおすすめです。
大型物置の設置費用(間口2.5m以上)
自転車や除雪機、脚立などの大きな物も収納できる大型物置は、本体価格25万〜60万円、総額30万〜70万円程度が相場です。バイクガレージや倉庫タイプでは100万円を超える商品もあります。
実際の見積もりでは、イナバ物置「フォルタ FS-3018S 豪雪型(1.65坪)」が本体255,000円(定価354,000円)+工事費106,500円=総額361,500円という事例がありました。
大型物置は積雪荷重に耐える豪雪型・多雪型を選ぶと本体価格が上がるほか、束石(つかいし)による基礎補強など工事費も高くなる傾向があります。
物置設置費用の主な内訳
見積もり書を正しく読み取るために、費用の内訳を項目ごとに確認しましょう。
物置本体の価格
物置はメーカー定価と実売価格の差が大きい商品です。当社に寄せられた見積もり書でも、定価から10〜30%OFFで販売されている事例がほとんどでした。
イナバ・ヨド・タクボの主要3メーカーはいずれも値引き販売が一般的なため、「定価いくらの商品が、何%OFFで提示されているか」を確認すると見積もりの妥当性を判断しやすくなります。
標準組立費
本体の組み立てにかかる費用で、小型で2万〜2.5万円、中型で2.5万〜4.5万円程度が目安です。
実際の見積もりでも、小型のMJX-139Eで20,000円、中型のMJX-219Eで23,000円、1.65坪の大型FS-3018Sで43,000円(基礎ブロック含む)と、サイズに比例して高くなっていました。
基礎工事費(ブロック設置・コンクリート打設など)
物置の土台となる基礎の費用です。一般的な基礎ブロック設置は6,000円〜2万円程度、地盤が弱い場所や大型物置で土間コンクリートを打設する場合は5万〜10万円以上かかります。
基礎工事費は設置場所の地面の状態によって変わります。
地面が土・砂利の場合
土や砂利の地面では、水平を出すためのレベル調整(整地)が必要です。実際の見積もりでは、基礎ブロック6,000円+レベル調整9,000円という内訳の事例がありました。
地面に高低差がある場合は、束石で高さを調整するため追加費用が発生します。前述の豪雪型の事例では、束石7本(材料・工事費)で53,500円が計上されていました。
地面がコンクリート・アスファルトの場合
すでに水平なコンクリートの上に設置する場合、整地が不要なため基礎費用を抑えられます。
ただし、アンカー固定の際にコンクリートへの穴あけ(削孔)が必要になるため、アンカー工事費は土の場合と異なります。
アンカー工事費(転倒防止対策)
物置と地面を金具で固定し、台風などの強風による転倒を防ぐ工事です。一式5,000円〜1.5万円程度が目安で、実際の見積もりでも5,000円〜6,000円程度の事例が中心でした。
メーカーのヨドコウ(淀川製鋼所)は、多雪地域や強風地域でのアンカー工事を必須と案内しており、安全のため省略しないようにしましょう。
その他の追加費用(解体・処分費、配送費、諸経費など)
- 既存物置の解体・処分費:買い替えの場合に必要。1万〜3万円程度が目安
- 配送費・出張費:販売店から距離がある場合や、搬入経路が狭い場合に加算
- オプション費:棚板の追加や段差スロープなど(実例:段差スロープ10,000円)
- 諸経費:現場管理費などとして工事費の5〜10%程度が計上される場合あり
物置設置の実際の見積もり書
ここからは、当社に寄せられた実際の見積もり書6件を商品ごとにご紹介します。相場観をつかむ参考にしてください。
- 調査対象:外構・エクステリアパートナーズに寄せられた物置設置の見積もり書
- 調査方法:見積もり書の記載金額および内訳を集計(自社実施)
- 調査件数:6件
| 商品名(メーカー) | 本体価格 | 工事費 | 総額 |
|---|---|---|---|
| シンプリー MJX-139E(イナバ) | 84,000円(定価30%OFF) | 25,000円 | 109,000円 |
| シンプリー MJX-217EP(イナバ) | 108,500円 | 38,000円 | 146,500円 |
| シンプリー MJX-219E(イナバ) | 153,477円(定価172,000円) | 44,000円 | 197,477円 |
| エルモ 2211H(ヨド物置) | 209,600円(定価262,000円) | 41,000円 | 250,600円 |
| フォルタ FS-3015S・雨とい付(イナバ) | 224,560円(定価30%OFF) | 50,000円 | 274,560円 |
| フォルタ FS-3018S 豪雪型(イナバ) | 255,000円(定価354,000円) | 106,500円 | 361,500円 |
※金額はいずれも見積もり時点のもので、地域や設置条件により変動します。
たとえば中型の「シンプリー MJX-219E」の見積もり書では、工事費の内訳は基礎ブロック6,000円・転倒防止工事6,000円・レベル調整9,000円・組み立て設置工事23,000円の合計44,000円でした。標準的な設置条件であれば、工事費は4万円台に収まることが分かります。
一方、豪雪型の「フォルタ FS-3018S」では、組立費43,000円(基礎ブロック含む)に加えて、束石H450〜H750を計7本(53,500円)と段差スロープ(10,000円)が計上され、工事費だけで10万円を超えていました。
設置場所に高低差がある場合や積雪地域では、工事費が標準の2倍以上になることもあるため、必ず現地調査のうえで見積もりを取りましょう。
- 本体価格は定価の70〜90%程度が実売の目安になる
- 標準的な工事費は小型2.5万円前後、中型4万〜5万円前後に収まる
- 高低差・積雪・搬入条件などにより工事費が10万円を超えるケースもある
物置を設置する工事の基本的な流れ・ステップ
物置の設置工事は、標準的な条件であれば半日〜1日で完了します。基本的な流れは次の4ステップです。
ステップ1:地面を水平に整地する
設置場所の草や石を取り除き、地面を水平にならします。物置は水平でない場所に設置すると、扉の開閉不良や本体のゆがみの原因になります。
メーカーの組立説明書でも基礎の水平は必須条件とされている、最も重要な工程です。
ステップ2:基礎ブロックを設置する
物置の四隅と中間部に基礎ブロックを配置し、水平器で高さをそろえます。地面から本体の床を浮かせることで、湿気による床下の腐食やサビを防ぐ役割もあります。
ステップ3:物置本体を組み立てる
床・壁・屋根・扉の順にパネルを組み立てていきます。標準的な中型物置で2〜3時間程度が目安です。組み立て後に扉の建て付けを微調整し、スムーズに開閉できるか確認します。
ステップ4:アンカー工事(転倒防止)を行う
最後に、本体と地面をアンカープレートで固定します。土の場合は穴を掘ってモルタルで固め、コンクリートの場合は削孔してアンカーボルトを打ち込みます。強風・台風対策として欠かせない工程です。
物置の設置はDIYできる?業者に依頼すべき?
小型の物置であればDIYでの設置も不可能ではありません。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| DIY | 組立費・基礎工事費(2.5万〜5万円程度)を節約できる | 水平出しに失敗すると扉の不具合やゆがみが生じる 転倒・地震時のリスクを自己責任で負う |
| 業者依頼 | 仕上がりが確実で、基礎・アンカーまで安全に施工できる 保証が付く場合が多い |
工事費がかかる 業者選びの手間がかかる |
DIYで設置するメリットとデメリット
DIYの最大のメリットは、組立費や基礎工事費を節約できることです。小型物置なら2.5万円前後の工事費を浮かせられます。
一方で、水平出しがうまくいかないと扉が閉まらない・雨水が入るなどの不具合が出やすく、アンカー固定が不十分だと強風時の転倒リスクを抱えることになります。
DIYに必要な工具と難易度
水平器・スコップ・電動ドライバー・スパナ・ゴムハンマーなどが必要で、基礎ブロックやモルタルの材料費もかかります。
組み立て自体は2人以上で行えば可能ですが、整地と水平出しの難易度が高く、DIY初心者にはハードルの高い作業です。
専門業者に依頼するメリットとデメリット
業者に依頼すれば、整地からアンカー工事まで一貫して施工してもらえるため、仕上がりと安全性が確実です。工事保証が付く業者を選べば、設置後の不具合にも対応してもらえます。
デメリットは工事費がかかることですが、前述のとおり標準条件なら2.5万〜5万円程度であり、転倒や再工事のリスクを考えれば十分に合理的な投資といえます。
基礎作りやアンカー工事はプロに任せるのが安心
「組み立てはDIY、基礎とアンカーだけ業者に依頼する」という分担も可能です。
物置の寿命と安全性を左右するのは基礎とアンカーです。特に多雪地域・強風地域や、地面に高低差がある場所では、プロに任せることを強くおすすめします。
物置の設置費用を安く抑えるポイント
設置場所を平坦な土やコンクリートにする
見積もり事例のとおり、高低差のある場所は束石などの追加工事で費用が大きく膨らみます。
できるだけ平坦で水はけの良い場所を設置場所に選ぶことで、レベル調整や基礎補強の費用を最小限に抑えられます。
ホームセンターやネット通販のキャンペーンを活用する
物置は定価販売が少なく、季節のキャンペーンで30〜40%OFFになることもある商品です。決算期や台風シーズン前のセールを狙うと、本体価格を抑えられます。
ただし、表示価格に組立費・基礎工事費・アンカー工事費がどこまで含まれているかは必ず確認しましょう。本体が安くても工事費が別途高額になるケースがあります。
複数の外構業者から相見積もりを取る
同じ商品・同じ工事内容でも、業者によって本体の値引き率や工事費の設定は異なります。2〜3社から相見積もりを取って比較することで、適正価格が分かり、価格交渉の材料にもなります。
物置の設置と同時にフェンスやカーポートなどの外構工事をまとめて依頼すると、諸経費を一本化できてお得になる場合もあります。
失敗しない!物置設置の注意点と業者の選び方
設置場所の地盤や雨水の排水を考慮する
地盤が緩い場所に設置すると、時間の経過とともに物置が沈下・傾斜し、扉の開閉不良の原因になります。また、雨水が溜まりやすい場所では床下の湿気でサビや腐食が進みやすくなります。
隣家との境界や、屋根からの落雪・雨だれの位置も事前に確認しておきましょう。
余裕を持ったサイズ選びをする
物置は「思ったより小さかった」という後悔が非常に多い商品です。収納したい物をリストアップしたうえで、ワンサイズ大きめを選ぶのがおすすめです。
また、設置には本体サイズに加えて組み立て・メンテナンスのためのスペース(目安として周囲に10〜20cm以上)が必要な点にも注意しましょう。
保証やアフターサービスが充実している業者を選ぶ
設置後に扉の建て付けが悪くなった、強風で不具合が出たといったトラブルに備え、工事保証やアフターサービスの有無を契約前に確認しましょう。
見積もり書に工事内容の内訳が明記されているか、現地調査を丁寧に行ってくれるかも、信頼できる業者を見極めるポイントです。
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まとめ
物置の設置費用は「本体価格+工事費」で決まり、総額の目安は小型で6万〜15万円、中型で15万〜35万円、大型で30万〜70万円程度です。
実際の見積もり書からも、標準的な工事費は2.5万〜5万円程度に収まる一方、高低差や積雪条件によっては10万円を超えることが分かりました。
費用を抑えるには、平坦な設置場所を選び、キャンペーンを活用し、複数業者の相見積もりで比較することが大切です。
外構・エクステリアパートナーズでは、物置の設置だけでなく、お庭全体のデザインプランから作成・比較することが可能です。
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